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高く買取ってもらえる蒔絵とは、どのようなものですか?

蒔絵は、古いものほど歴史的な価値がつき値段が高くなります。また「状態」の良し悪しが査定に影響します。

蒔絵とは

蒔絵とは、漆工芸における技術の一つです。漆器の表面に漆で絵や文様、文字などを描き、漆が乾かないうちに金や銀などの金属粉を「蒔く」技法です。

ひとえに蒔絵と言っても、印籠、茶碗、重箱の陶器など種類はいろいろあります。

そういった蒔絵には、鑑賞用の芸術にはない独特の美しさがあり、工芸品であっても芸術的な骨董品として需要度も高く、高価買取が行われることが多くあります。

 

 

蒔絵の3つの買取ポイントとは?

1.歴史的な価値

蒔絵は日本ならではの落ち着きの中に華美ではない上品さを備えた一品として人気があります。

また、高い技術と年月を経ても変わらない美しさを保つ技法であるため、長い間美しい状態を保つことができます。正倉院宝物殿の宝物にも蒔絵は保存されており、その価値は非常に高いことで知られています。

現存する歴史的美術品のほとんどは国宝に指定されていたり、美術館に所蔵されているため、市場で陽の目をみるとしたら、かなりの高値になるでしょう。

 

2.状態の良し悪し

状態の良し悪しも査定額に関係します。汚れや欠け、割れなどがある場合には査定額は低くなってしまいます。しかし、ご自身で修繕することはおすすめしません。

修繕しようとした結果、見た目が悪くなってしまったり、さらに破損がひどくなってしまうことも考えられます。ホコリを落とす、軽く拭くなどのお手入れをしておきましょう。

 

3.付属品の有無

蒔絵の付属品には、箱、説明文などの書物があります。

この付属品があることで、買取価格が上乗せになる可能性があります。

付属品がある場合には一緒に査定してもらいましょう。

 

 

査定が期待できる蒔絵製品

お椀

お味噌汁やお吸い物、お雑煮を食べるときに欠かせないお椀は、一般家庭から料亭まで幅広い場所で使用される蒔絵製品の一つです。産地不明なお椀でも1,000〜3,000円の査定がつくこともあります。

高蒔絵や銀、赤金などが施された江戸時代工期のお椀の場合は、歴史的価値と希少性があり高額な買取金額になることもあるようです。

 

食器、鉢

漆食器セットや盛り鉢などは様々なサイズがあり、お椀と並んで需要の高い蒔絵製品です。

朱色の木製食器には、日常使いされていたものでも1,000〜2,000円ほどの査定がつくこともあります。これに対して共箱や栞のついた鉢には、輪島塗特有の美しさもあり、3,000円の査定がつくこともあります。

 

櫛・かんざし

櫛、かんざし、ペンダント、指輪、帯留めといったアクセサリーも、買取店に持ち込まれることの多い蒔絵製品です。

 

茶道具の中にも、蒔絵を施した道具は多数存在します。その中でも外国人コレクターが注目している棗には、共箱付きで10万円〜15万円もの高額査定がついた品物も存在します。

また、茶道具の場合、他製品でも高額査定が見込めます。

 

万年筆

国産メーカーが限定発売した万年筆にも、色鮮やかな蒔絵を施した製品があります。蒔絵で干支を描いた万年筆には高額買取の買取実績もあります。蒔絵の万年筆は、内閣総理大臣の特別慰労品としても贈呈されているため、一般の漆工芸品と比べて非売品や限定品の多いカテゴリと言えるでしょう。

 

家具

色鮮やかな蒔絵が施された家具も、伝統工芸品としての価値があります。

センター部分のみに蒔絵が描かれた座卓は、輪島塗の職人である浜高悦朗の作品ということで、25,000円の価値がついたものもあります。また、某テレビ番組に出品された飾り棚には、明治時代の歴史的価値も相まって100万円もの鑑定額がついたものもあります。

 

 

まとめ

蒔絵の買取のポイントと、買取価格が期待できる蒔絵製品をご紹介しました。

ご自宅に眠っている蒔絵製品に高額査定がつくことがあります。

お手元に蒔絵をお持ちの方は、買取についてお気軽にご相談ください。

 

 

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