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煙草盆(たばこぼん)とは?高価買取が期待できる条件は?

高価買取が期待できる煙草盆の条件をご紹介します。

茶道具の一つ「煙草盆」

茶道具には茶碗や釜、花入れ、菓子器などさまざまな種類がありますが、煙草盆も茶道具の一つです。

分煙や禁煙が浸透している近年は茶席に置かれないケースも多いようですが、もともとは「気持ちを楽にしてください」という亭主からのメッセージであり、実用品であるとともに香合や掛け軸、花などと同様に鑑賞の対象として扱われてきました。

煙草盆とはどのようなもので、高価買取が期待できるのはどのような品なのでしょうか。

 

煙草盆とは

煙草盆は煙管、煙草入、灰吹、火入れといった喫煙具一式を一つにまとめた物です。元々は、香道で使用される「香盆」がそのまま転用されていたといわれています。喫煙が一般に普及し始めた江戸時代ごろになるとその形式が確立されていき、茶道具として扱われるようになったのは、江戸時代後期になる頃からとのことです。濃茶の席では用いられず、薄茶の席や茶会が始まる前の待合で用いられるのが一般的だったようです。

形状は大きく分けて取っ手付きの物と、取っ手がついていない物があり、盆の部分は丸型、長方形、台形などがあります。素材は漆器のほか竹製などがありますが、他の茶道具に比べると形式や格式はあまり厳密ではなく、炭の置き方や煙管の置き方に流派ごとの決まりがある程度で、どのような盆を使うかは亭主の好みです。

 

高価買取が期待できる条件

工芸技術が飛躍的に発展した江戸時代ごろから普及し始めた煙草盆は、庶民向けの質素な品から蒔絵などが施された絢爛豪華なものまで存在します。欠けなどがなく状態がよいことはもちろん、以下の条件を満たしていれば、高価買取を期待できます。

 

【唐木の煙草盆】

黒檀や紫檀、花梨などの唐木を使った煙草盆は素材に価値が認められ高価買取が期待できます。透かし彫りなどの高い技術の細工が施された品であれば、さらなる高値が期待できるでしょう。

 

【蒔絵や螺鈿などの細工物】

蒔絵や螺鈿、七宝、蒟醤などの細工が施された品も高価買取が期待できます。細工の技術が優れていれば特に高い価値がつきやすくなります。

 

【有名作家の品】

有名な指物師(家具製造職人)や漆芸家の作品や職人の銘入りの品などは高い価値がつきます。人気作家の品であれば、思わぬ高額になる可能性もあります。

 

【道具一式がそろっている】

盆だけではなく、煙草入や火入れなどの道具が一式揃っていることも高価買取の条件の一つです。道具を入れるための箱などもあれば一緒に査定に出すとよいでしょう。

 

まとめ

唐木や細工物の煙草盆は高価買取が期待できますが、高価買取の条件に当てはまらない煙草盆でも状態や年代などによっては買取対象となります。蔵の整理などで古い煙草盆が見つかったときはすぐに処分してしまうのではなく、骨董屋の出張査定などを受けてみてはいかがでしょうか。

お手元に古い煙草盆をお持ちの方は一度弊社にご相談ください。

 

 

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