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ジョージ・ジェンセン(ゲオルグ・イェンセン)とその作品の価値について教えてください。

ジョージ・ジェンセン(ゲオルグ・イェンセン)とその作品の価値についてご紹介します。

デンマークの彫刻家であり銀細工師

ジョージ・ジェンセンは1866年にナイフとぎ師の息子として生まれ、14歳の時から銀細工を学びました。18歳の時にはアンデルセン金細工ギルドの見習いを終えた後、彫刻を学ぶためにデンマーク王立芸術アカデミーで学び、卒業後は芸術家として生計を立ていました。

しかし、作品は良い評価を受けていたものの、家族を養っていくには収入が不十分だったため、陶器制作を止め、銀細工師・デザイナーとして働くようになり、そこで稼いだお金で、1901年に自らの名前を冠するブランド「ジョージ・ジェンセン」を立ち上げました。

その後、ジョージ・ジェンセンは芸術的な表現とクラフツマンシップの融合を基盤としたスタイルの作品を発表しつづけ、1935年にこの世を去ったあとも「ジョージ・ジェンセン」は、デンマーク屈指のブランドとして多くの人を魅了しています。

 

ジョージ・ジェンセンの作品

ジョージ・ジェンセンの作品は、銀細工と彫刻をかけあわせた技術と、当時流行していたアール・ヌーヴォーの要素を持つ表現が特徴です。

穏やかな花のような形が美しい花器や、伸びやかなツタを思わせるテーブルバスケットといったテーブルウェアなども制作していますが、もっとも評価が高いのはネックレスやイヤリングといったシルバージュエリーです。

1900年代初期のアール・ヌーヴォー時代を象徴する曲線や優美な装飾がもつクラシカルな印象と、スターリングシルバーの優しい輝きが融合した「ブロッサム」や、自然の喜びを表現したみずみずしいブドウがモチーフの「グレープ」などは人気が高く、現在でもそのデザインを忠実に受け継いだ作品が作り続けられています。

 

ジョージ・ジェンセンの作品価値

シルバージュエリーの古いものは「中古品」として扱われるため、新品よりも価値が低くなるのが一般的です。

しかし、ジョージ・ジェンセンの作品は過去に販売されていた商品にプレミア価格が付いており、通常価格よりも高値で取引されています。

「ジョージ・ジェンセン」ブランドはジョージ・ジェンセン以外のデザイナーがデザインした品も数多く販売されていますが、ジョージ・ジェンセンがデザインしたものには「GJ」の刻印がついているため、判別が可能です。

「GJ」の刻印がついた品のうち、ジョージ・ジェンセンがこの世を去る1935年以前、なかでも初期の作品は価値が高くなります。

 

まとめ

100年以上の歴史を持つ「ジョージ・ジェンセン」ブランドは、創始者であるジョージ・ジェンセンの機能性と美しさの融合したデザインを受け継ぎ、現在もさまざまな作品を発信しています。

その普遍的な美しさは人気が高く、現在の作品はもちろん、創始者ジョージ・ジェンセンによる作品は今後も価値が高まっていくことが期待されています。

 

 

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