ブームでコレクターも多いレコード。中古でも売れる理由と高価査定ポイント3つ。
レコードが中古でも売れる理由と高価査定ポイントを3つご紹介します。
なぜレコードは売れる?
近年、音楽のダウンロード販売が一般的になりつつある影響で、従来の主流であったCDの販売数は低迷しています。
一方、CDよりもさらに古い時代に作れられたレコードの人気は高まっており、コレクターの間ではブームも起こっているようです。
古いレコードが現在でも人気を集めているのは、主に「音質」が理由です。
CDやMP3などの音は「デジタル音源」といわれ、録音した音にデジタル処理を施すことで音の輪郭がよりはっきり、クリアになっています。
しかし、デジタル音源はレコードの「アナログ音源」に比べると味気ない、深みがないと評されることもあります。レコードの音は柔らかく、自然で温かいということから、音質にこだわる方ほどレコードを好む方が多いようです。
また、CDよりも大きなレコードのジャケットは飾っても見栄えが良く愛着がわきやすい、古くて入手が難しいものがあるなど、コレクターの心をくすぐる要素が強いのもレコード人気を支える理由となっています。
さて、こんなレコードを売却する場合、どのようなものであれば高価査定につながるのでしょうか。
コンディションのよさ
レコードはその再生方法や素材などの理由から傷がつきやすいだけではなく、割れや欠けなど破損したり、カビが生えやすいのが特徴です。特に盤面の傷や破損、劣化は音質にも影響するため、状態が悪いと査定額も低くなります。
さらに、レコードは飾って楽しむアイテムという面もあるため、ジャケットにカビが生えていたり破れていたりすると査定額の低くなります。
購入時についてくる帯、解説書や外袋などの付属品も重要です。付属品がすべてそろったコンディションの良い品であれば高価査定が期待できます。
オリジナル盤
レコードにはオリジナル盤(初回盤)とリイシュー(再発盤)の二種類がありますが、同じアーティストの同じ内容のレコードでもオリジナル版のほうが高い価値がつきます。
レコードはアーティストが録音したマスターテープから「ラッカー盤」と呼ばれる原盤を造り、そのラッカー盤から「スタンパ」という金型を作り、スタンパからレコードを作るという工程を経ています。
スタンパはレコードをプレスするたびに摩耗していくため、摩耗が少ない初期にプレスしたオリジナル盤は音質が良く、高い価値がつきます。
限定盤など希少価値が高いもの
少数しかプレスされなかった限定盤やサンプル盤、何らかの理由で自主回収が行われたレコードなど、希少価値が高いものは査定額も高くなります。
また、一般的には国内でプレスされたレコードよりも、海外でプレスされた輸入盤のほうが希少価値が高く、査定額が高くなる傾向があります。邦楽よりもジャズやロックといった海外レコードのほうが高額査定になりやすいのは需要の多さもさることながら、希少価値がつきやすいためでもあります。
まとめ
レコードにはSP、EP、LPといった種類があります。大きなジャケットで曲がたくさん収録されたLP盤は特に人気が高く、高額で取引されるものもあります。
また、EP盤はその見た目から価値があまりないように思われがちですが、コレクターも多く意外と高い価値がつくことがあります。SP盤は骨董的な価値があり、現在でも根強いファンがいます。
いずれの場合も高額査定を目指すなら知識と経験豊富な業者を選ぶことが重要です。レコードの売却をご検討の方は、弊社までご相談ください。