遺品整理を業者に頼む際の注意点3つ。
遺品整理を業者に頼む際の注意点について説明します。
遺品整理を業者に頼む
家族が亡くなったときに必要になるのが故人の持ち物を処分する「遺品整理」です。
一人で離れて住んでいた高齢者などの場合、持ち物が多く家族だけでは整理が追い付かないため、業者を利用することもあるでしょう。
しかし、遺品整理を依頼する機会はそうよくあることではないので、業者選びに悩むこともあるのではないでしょうか。
今回は、遺品整理業者を選ぶときにどのような点に注意すればよいのかを紹介します。
遺品整理業者か、不用品回収業者か
遺品整理を依頼できる業者は「遺品整理業者」と「不用品回収業者」の二つがあります。
いずれも「ものを処分してくれる業者」ですが、不用品回収業者は基本的に「不用品をトラックに詰め込んで回収するだけ」です。
そのため、不要なものをひとまとめにして処分するときには適していますが、不要なものと残しておきたい物、重要な物が入り混じっていて、処分の前に仕分けをしなくてはならない遺品整理には向いていません。
遺品整理業者の場合、事前に残してほしいものを伝えておけば、より分けてもらえるほか、作業中に「これは残しておいた方がよいのではないか」と感じる品があった場合は依頼者に確認してくれるといった業者が多いようです。
また、業者によっては遺品を「供養」してくれる業者もあります。
電話応対や見積書が丁寧
遺品整理を依頼する際、まずは電話で問い合わせをするという方が多いでしょう。
このとき、電話応対が横柄だったり、質問に対する返答がはっきりしなかったり、作業の手順などをきちんと説明してくれなかったりする業者は避けたほうがよいでしょう。
また、見積もりを受けた際、見積書の内容が細かく丁寧に書かれているかも重要なポイントです。
細かい内訳などが書かれておらず「作業一式」などと書いている業者は避けたほうが無難です。
整理だけではなく買取りも行ってくれるか
遺品整理業者のなかには整理や処分だけではなく、買取も行ってくれる業者がいます。買取があれば作業費用がその分安くなるので、遺品のなかに売却できそうなものがあるというときは買取も行ってくれる業者を選ぶとよいでしょう。
例えば、故人が日本刀の目貫やツバ、根付、掛け軸、焼き物といった骨董品や古美術品をコレクションしていたという場合は、骨董品の買取実績がある業者が適しています。
骨董品や美術品以外にも、着物やブランド品、アンティーク家具、比較的新しい家電製品などは買取対象になることが多いようです。
まとめ
住宅の引き渡し期限があるなど時間的な余裕がないときは特に便利な遺品整理業者ですが、なかには悪質な業者もいるため選ぶときは注意が必要です。
ネットなどで口コミを確認するだけではなく、電話応対や見積書の内容なども吟味して納得できる業者を選べるとよいですね。