咸豊通宝を売るなら知っておきたい!価値を引き出す方法4つ。
咸豊通宝を高く売るためには、種類や保存状態、真贋の確認が重要です。
「家に咸豊通宝があるけれど、これって売れるの?」
「価値があるなら、できるだけ高く売りたい」
そんな風にお考えの方へ。
咸豊通宝(かんぽうつうほう)は中国・清王朝時代の古銭で、種類によっては高額で取引されるものもあります。
しかしその一方で、価値の低いものやレプリカも多く存在し、素人目にはなかなか判断がつきにくいのも事実です。
今回は、咸豊通宝の種類や相場を踏まえたうえで、高く売るための4つのポイントを分かりやすくお伝えします。
咸豊通宝とは?
咸豊通宝は、19世紀中頃、清の第九代皇帝・咸豊帝の治世下で発行された通貨です。
「通宝」とは「広く流通する宝(お金)」という意味を持ち、真ん中に四角い穴が空いた、いわゆる「穴銭」の一種です。
表面には「咸豊通宝」と四字の漢字が刻まれ、裏面には発行地や額面が記されています。
見た目は素朴でも、種類や状態によっては数万円から数十万円にまで価値が跳ね上がることもあります。
咸豊通宝の買取相場は?
一口に咸豊通宝といっても、状態やサイズ、素材、発行地などによって価格はまちまち。
目安としては以下の通りです。
ごく一般的な一文銭:数十円〜数百円
保存状態の良い中型銭:1,000円〜5,000円前後
希少な額面・大判銭(直径7cm以上):数万円〜10万円以上
特に希少な「当百」や「当千」などの大型高額銭:10万円〜数十万円
一見、似たような古銭に見えても、ちょっとした違いで価格は大きく変わるため、素人判断せず査定に出すのが得策です。
咸豊通宝の種類をチェックしよう
発行場所による違い
裏面には「宝泉」「宝源」「宝福」など、いくつもの文字が見られます。
これらは発行された鋳造局(いわば造幣局)の名称で、地域によって表記が異なります。
コレクターの中には「全鋳造局制覇」を目指している方も多いため、マイナー局の銭は少し高く評価されることがあります。
額面の違い
咸豊通宝の魅力のひとつが、その豊富な金種バリエーションです。
一文
当五(5文相当)
当十(10文相当)
当五十
当百
当千 など
特に「当百」「当千」は製造数が少なく希少性が高いため、状態次第で10万円を超える価格がつくこともあります。
素材の違い
銅:もっとも一般的で安定した素材
黄銅:やや明るい色味で目立つ
鉄:サビやすいが、現存数が少ないため高評価
鉄製の咸豊通宝は、錆びていない美品であれば非常に高く評価されます。
サイズの違い
サイズも評価に大きく影響します。
同じ額面でも、大きなサイズは高級品として扱われており、直径7cmを超える咸豊通宝は特に希少です。
小型の「一文」銭に比べ、サイズが大きくなるほど買取価格も上昇する傾向があります。
咸豊通宝を高く売るための4つのコツ
1. 保存状態を良好に保つ
古銭は見た目が命。
サビや変色、傷、磨きすぎによる表面の摩耗は、査定額を大きく下げる原因になります。
ポイント:
高温多湿を避けて保管
柔らかい紙で包む
汚れが気になっても素人判断で磨かない
特に鉄銭は錆びやすいため、密閉容器での保管や防湿剤の使用が効果的です。
2. セットで売る
咸豊通宝はバリエーションが非常に多いため、1枚ずつよりも複数枚セットで売った方が評価されやすい傾向があります。
異なる額面や鋳造局の銭を数枚揃えて売ることで、コレクターにとっては「埋め合わせ」にもなり、単体よりも高値がつきやすくなります。
3. 古銭の専門買取店に依頼する
リサイクルショップや質屋では、古銭の専門的な知識がない場合もあります。
結果として、本来の価値よりも安く査定されてしまうことも…。
古銭に精通した専門店であれば、種類・素材・希少性を正確に見抜いて評価してくれるため、価値ある品はしっかりと価格に反映されます。
4. 複数の業者に査定を依頼する
買取価格に絶対の正解はありません。
同じ咸豊通宝でも、業者によって提示額が1万円違う…なんてこともあります。
無料査定を複数依頼することで、「この価格が適正かどうか」が見えてきます。
メールやLINEでの簡易査定を利用すれば、実物を送る前に相場観をつかむことも可能です。
まとめ
咸豊通宝は、その長い歴史とバリエーションの豊かさから、骨董好き・古銭コレクターのあいだで根強い人気を誇る古銭です。
サイズや素材、額面、鋳造場所などの違いによって価値はさまざまですが、保存状態が良ければ高値がつくケースも少なくありません。
大切なのは、「これはどうせ安いだろう」と判断して手放す前に、専門家の目で見てもらうこと。
思わぬ高額査定になることもあるのが古銭の世界です。
咸豊通宝をお持ちで「売ろうか迷っている」という方は、まずは当社に相談してみてはいかがでしょうか。