岐阜・愛知・三重・滋賀で美術品・骨董品の出張即金高価買取り致します!

トップ > Q&A > その他 > 本物の金かメッキか?見分けるためのチェックポイント6つ。

本物の金かメッキか?見分けるためのチェックポイント6つ。

金とメッキの見分け方や偽物と判断される事例について、初心者にもわかりやすく解説します。

「これは本物の金なのかな?」
「もしかして、メッキだったら…」

そんなふうに、手元にあるアクセサリーや置物を前に、ふと不安を感じたことはありませんか?
金はそのまばゆい輝きと高い価値で知られる一方で、見た目がよく似た“金メッキ”も数多く存在します。

本記事では、金とメッキの違いを見分けるための具体的なポイントを6つご紹介し、さらに“見た目は金でも実は偽物”と判断される例もあわせて解説します。大切な品の価値を正しく見極めるヒントにしていただけたら幸いです。

金とは?紀元前から人を惹きつけてきた金属

金は、原子番号79、元素記号Au。ラテン語で「aurum(光るもの)」を意味し、紀元前6000年ごろから人々の手に渡ってきた歴史ある金属です。
柔らかく、展延性に富み、1gあれば3000メートルもの糸に伸ばせるほど。その特性と美しい輝きは、装飾品・芸術品・通貨などさまざまな形で利用されてきました。

日本でも、神社仏閣の装飾や武具、冠婚葬祭のしつらえなどに広く用いられ、まさに「格別な素材」として今もなお特別視されています。

メッキとは?金に“似せる”技術のひとつ

メッキとは、金属やガラス、プラスチックなどの表面に、金・銀・クロムなどの金属を薄くコーティングする技術のこと。
紀元前1500年のメソポタミアでも使われていたと言われており、日本には古墳時代に伝来。現代ではアクセサリーだけでなく、電子機器や自動車の部品など幅広く活用されています。

金メッキ製品は見た目は金にそっくりでも、内部は真鍮や銅など別の素材であるため、価値は大きく異なります。

金とメッキの見分け方6選

1. 刻印を見る

もっとも手軽で有効な見分け方が、製品に刻まれている刻印を確認することです。
金製品には以下のような表記があります。

  • K24(純金)

  • K18(18金、75%金)

  • K14(14金、58.5%金)

これに対して、メッキ製品には以下のような刻印が多く見られます。

  • GP(Gold Plated)=金メッキ

  • GF(Gold Filled)=金張り

  • GEP(Gold Electro Plated)=電気メッキ

「K18GP」などと刻まれていれば、“K18風”のメッキであることを示しています。

2. 重さを比べる

金は非常に比重が高く、小さくてもズシリとした重みがあります。
目分量でもなんとなく分かりますが、より正確に測るには「比重測定」が有効です。

たとえば:

  • K24(純金):比重19.3前後

  • K18:比重14.8〜16.1

  • 銅や真鍮:比重8前後

計量器と水を使って体積と重さを割れば比重が分かりますが、大切な品を水に浸ける必要があるため注意が必要です。

3. 色味に注目する

金は純度によって色が変わり、純金に近いほどオレンジがかった深みのある色になります。
K18やK14ではやや黄色味が強くなり、K10では白っぽさを感じることもあります。

一方、メッキはテカテカと人工的な輝きを放つものが多く、傷があると下地の金属が見える場合もあります。

4. 磁石に反応するか試す

純金は非磁性体のため、磁石にはくっつきません。
逆に、メッキは中の素材に鉄やニッケルが使われている場合があり、磁石にくっつくことがあります。

ただし、アルミや銀も磁石には反応しないため、「くっつかない=金」とは言い切れない点には注意が必要です。

5. 試金石でこすって調べる

試金石という専用の石に製品をこすりつけ、そこに試薬を垂らすことで本物の金かどうかを調べられます。

金は試薬に強く、色がそのまま残りますが、メッキは変色したり剥がれたりします。
ただしこの方法は表面を削るため、大切な品にはあまりおすすめできません。

6. 専門店で査定してもらう

最後はやはり、専門の買取業者や鑑定士に見てもらうのがもっとも確実です。
刻印の意味や形状、素材、重さ、製造時代などを総合的に見て判断してくれます。

金の買取に慣れた業者であれば、その場で本物かどうかを判断し、価格も提示してくれるでしょう。

見た目は金でも偽物と判断される事例

1. 刻印はあるが中身がメッキ

「K18」とだけ刻まれているから本物だろう――そう思っていても、実際は金メッキに「偽刻印」がされているケースもあります。
本来、金メッキには「K18GP」などの表記が必要ですが、悪質な製品はあえて本物と同じような刻印を施していることがあります。

2. 刻印と純度が一致しない

「K22」と刻印されているのに、実際は14金以下だった…というケースも。
特に海外製品や古い輸入ジュエリーに多く見られ、国内での基準と一致しない場合もあります。

購入した場所や製造国が不明な場合は、一度査定してもらうのが無難です。

3. 一部だけ金が使われている

指輪の装飾部分だけが金で、土台は別素材。
ネックレスのチェーン部分はメッキで、トップだけが金――といったパターンもあります。

全体が金と思い込んで査定に出すと、「ごく一部しか金が使われていません」と言われてしまうこともあるので、事前に仕様を確認しておきましょう。

まとめ

金とメッキを見分けるには、刻印・重さ・色・磁石・試金石など、いくつかのポイントを総合的に見る必要があります。
ただし、どれか一つだけで判断するのは難しく、精巧に作られたメッキ製品も多いため、「これは金かも?」と思ったら、無理に自己判断せず、まずは専門家の査定を受けてみるのが安心です。

長年引き出しに眠っていたネックレスや、譲り受けた指輪が、実は価値ある金だった――そんなケースも珍しくありません。
ご自身の大切な品の価値を知るためにも、ぜひ一度見直してみてはいかがでしょうか。

 

 

そのほかの「よくある質問」はこちら

一覧に戻る

お電話でのご予約はこちら:0120-510-636

LINE@はじめました

WEBからのご予約

遺品整理ページ