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シンプルながら使い勝手がよく人気の蕎麦猪口(そばちょこ)。古伊万里など、高く売れる条件5つ。

高く売れる蕎麦猪口の条件をご紹介します。

万能雑器の蕎麦猪口

蕎麦猪口は台形を逆さにしたような形の器で、その多くが手のひらに収まる程度の大きさをしています。

名前の通り、蕎麦を食べるときに使われる食器ですが、蕎麦用に使われるようになったのは江戸時代からで、それ以前は酢の物や刺身、珍味などを盛るために使われていました。現在は酒器としても使われるなど蕎麦以外にも使える万能な雑器といえるでしょう。

使い勝手の良さから人気がある一方、日用の器であったため高い価値がつきにくいといわれている蕎麦猪口ですが、どのような品であれば高価買取が期待できるのでしょうか。

 

古伊万里の蕎麦猪口

蕎麦猪口は江戸時代の初期、九州の有田で作られるようになったのが始まりといわれており、古伊万里の製品が蕎麦猪口の原点ともいわれています。

白い素地に藍で絵付けされた古伊万里は焼物の愛好家からの人気が高いうえ、古伊万里の蕎麦猪口は蕎麦猪口のコレクターからも愛されていることから需要が高く、高い価値がつく傾向があります。

 

手描きで絵付けされた品

蕎麦猪口にはその時代の流行や好みを反映した人物、動物、植物、吉兆文様などさまざまな絵付けが施されています。

絵付けはシンプルな藍一色から赤絵、柿右衛門様式、金襴手などのほか、大量生産品に適したプリントなどで行われていますが、同じような絵柄の品でも手描きで絵付けされた品の方が高い価値がつきます。

 

作家物や優れた意匠の品

作家物はもちろん、無銘の作品であっても絵柄が珍しい品や意匠が優れている品は市場での人気が出やすいため高い価値がつきやすくなります。

 

江戸時代の品

古い時代の品は骨董的な価値がつきますが、江戸時代の品は骨董的な価値が高いだけではなく希少性もあるうえ、独特な色味や質感などが人気で高価買取が期待できます。

 

状態がよい品

ヒビや欠け、割れなどがなく状態が良い品は価値がつきやすくなります。

骨董的な価値や希少価値がある品、作家物やブランド物などの場合も状態が良ければさらに高価買取が期待できるでしょう。

また、共箱などの付属品がそろっているなど本体以外の状態が良いことも高価買取の条件の一つです。

 

まとめ

手軽に作れる日用雑器として大量に作られた蕎麦猪口は、絵や模様のバリエーションが豊富なだけではなく、磁器、ガラス、漆器などさまざまな素材で作られているため、コレクターアイテムとしての人気があります。

骨董的な価値などがない比較的新しい時代の品でも状態が良いければ「食器」とし買取可能なこともありますので、売却を検討している蕎麦猪口をお持ちの方は、一度査定に出してみてはいかがでしょうか。

 

 

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