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琉球陶器(やちむん)の特徴は何ですか?また、有名な作家にはどんな人がいますか?

琉球陶器(やちむん)の特徴と有名な作家をご紹介します。

「焼き物」という意味の「やちむん」

沖縄のお土産で人気の食器類といえば、「琉球ガラス」のイメージがありますが、近年は「やちむん」の人気が徐々に高まっています。

「やちむん」は「焼き物」が沖縄の言葉に変化したもので、「琉球陶器」「沖縄陶器」「壺屋焼」ともいいます。

名前が広く知られている琉球ガラスに比べると、ややマイナーな琉球陶器ですが、沖縄の焼物の歴史は古く、沖縄が琉球王国だった12、3世紀ごろには本格的な焼物が作られていたのではないかといわれています。

 

琉球陶器の種類

琉球陶器は大きく分けて2種類あります。

 

  • 上焼(じょうやち)

赤土の上に白土の釉薬をかけ、およそ1200℃で焼き上げて作る「上焼」は、ぽってりとした形とダイナミックな絵付け、素朴さのなかから垣間見えるどこかエキゾチックな趣が特徴です。

食器、花器などの日用品のほか、泡盛酒器の抱瓶(携帯用)や「カラカラ」と呼ばれる取っ手付きの酒器などが作られており、一般的に琉球陶器というときはこの上焼を指します。

化粧釉をかけたあとに釘彫りや線彫りで彫刻装飾を行う技法のほか、釉薬を垂らしながら描く「イッチン」、釘彫りしたあと面を削った「面彫り」、面彫りに白土を被せた「象嵌」などの手法があります。

絵付けではほかの焼物にも多く見られる「動植物」や「抽象模様」といった柄が好んで描かれますが、魚紋が特に好まれて描かれるのが大きな特徴といえます。

 

  • 荒焼(あらやち)

釉薬をかけず、1000度の温度で焼き締めて作る「荒焼」は、鉄分を含んだ陶土が持つ風合いが魅力の焼物です。

素焼きの陶器特有の温もりと素朴さを楽しむことができる荒焼は、主に水がめや酒の保存がめ、沖縄の守り神である「シーサー」などに利用されてきましたが、近年は荒焼の食器なども作られているようです。

 

「やちむん」の有名作家

  • 小橋川永昌 (こばしがわえいしょう)

明治42年、那覇区泉崎に生まれた小橋川永昌は、陶芸家である父、仁王について作陶を学びました。

琉球王朝廃止や藩幕体制の解消による低迷期、沖縄戦と戦後の都市化による影響で消失しかけた壺屋焼の伝統復活のため、琉球陶器の伝統技法であった赤絵の再興と釉薬の研究に情熱を注ぎ、1966年に国画会賞を受賞した作家です。

父、仁王の名を引き継いで作陶していたため、「二代目仁王」と呼ばれることもあります。

 

  • 新垣栄三郎(あらかきえいさぶろう)

大正10年、代々沖縄県那覇市壺屋で陶業に従事している家に生まれた新垣栄三郎は、益子焼の名匠である浜田庄司、独自の技法と作風を持つ陶芸家の河井寛次郎から作陶を学んだ陶芸家です。

 

  • 金城次郎(きんじょうじろう)

大正元年12月、沖縄県那覇市の壺屋に生まれた金城次郎は、作陶家の新垣栄徳あらがきえいとく)に陶芸を学んだあと、沖縄戦終結後、壺屋で作陶を開始しました。

浜田庄司、河井寛次郎からの指導を受けた金城次郎は、琉球陶器の伝統と技術をまもりながら、線彫りで魚や海老などの文様を描くなど、躍動感あふれた独自の作風を確立。昭和60年には人間国宝に認定されています。

また、平成5年に勲四等瑞宝章受章を受賞するなど、現在の琉球陶器に多大な影響を与えた作家です。

 

まとめ

琉球王国として独自の文化と歴史を築いてきた沖縄県で作られる琉球陶器は、有田焼、萩焼、楽焼などにはない独特の魅力にあふれています。

流通量があまり多くないため目にする機会が少ないかもしれませんが、沖縄物産展や美術館、博物館の企画展示などで目にすることもできますので、機会があればぜひ鑑賞してください。

 

 

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