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描金とは?沈金、蒔絵とは何が違いますか?

描金、沈金、蒔絵についてご紹介します。

金を使った漆芸技法

描金は金を使った漆芸技法の一つで、中国の漆器や陶磁器などに使われています。金を使った漆芸技法というと日本では蒔絵や沈金があり、見た目も似ていますが技術的には大きな違いがあります。

今回は、描金とはどのような技法か、沈金や蒔絵との違いは何かについてご紹介します。

 

描金とは

描金は「金泥画漆」とも呼ばれる技法で、漆器のほかに陶磁器にも多く使われています。金粉などを使って表面に模様を手描きするというシンプルな方法で、中国では紀元前から利用されてきたといわれています。

特に中国では、陶磁器の発展が目覚ましかったため、漆器よりも陶磁器に多く使われてきた技法でしたが、16世紀後半以降、蒔絵や沈金が施された漆器が日本の特産品として海外に輸出されるようになると、蒔絵を模倣した描金漆器が中国から西洋に向けて輸出されるようになります。

中国の描金漆器は広東で多く作られ、17世紀後半ごろには広東の名産品として定着。19世紀ごろまで西洋向けに輸出されていました。

沈金や蒔絵との違い

描金漆器の見た目は日本の沈金や蒔絵に似ていますが、その技法は大きく異なります。

 

【沈金との違い】

沈金はノミ(刀)で塗面に模様を彫り、彫ったあとに出来た凹部に漆をすり込み、そこへ金・銀の箔や粉などを押し込む技法です。金がへこみの中に沈むことから「沈金」と呼ばれています。

中国の鎗金(そうきん)という技法が元になっていると考えられていますが、日本では江戸時代から作られるようになりました。

一方、描金は塗り面を彫らず、表面に漆で模様を描き金粉を塗るか箔を貼り付けることで装飾を行います。沈金に比べると金の層が薄く、金の使用量も少なくなります。

 

【蒔絵との違い】

蒔絵には「平蒔絵」「研ぎ出し蒔絵」「高蒔絵」などの種類があります。

平蒔絵は漆で模様を描き金粉などを塗るという点までは描金と同じといえますが、平蒔絵は余分な金粉を落としたあと、加飾部分に漆を塗って乾燥させる「粉固め」を行った後、漆をといで金の部分を露出させ、その上に漆を塗る「摺り漆」を行い、再度磨いていきます。

また、研ぎ出し蒔絵の場合は「粉固め」のあとに全体に漆を塗る「塗込み」を行います。

 

まとめ

描金漆器は蒔絵の模倣品として流通したものが多いためマイナスイメージを持たれることが多いものの、技法としては沈金や蒔絵よりも古い伝統技法です。

沈金や蒔絵などに比べると工程が少なく金の使用量も少なくて済むことから、食器などの小さな品物だけではなく、大形の箱や屏風、衝立といった家具にも広く利用されています。

 

 

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