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美人画で代表される上村松園とその作品について。

美人画で代表される上村松園とその作品についてご紹介します。

 

日本を代表する女流画家

上村松園は女性目線での「美人画」を描いた明治時代の日本画家です。女性として初めて文化勲章を受章しただけではなく、その当時としては異例の「未婚の母」として生きた女性としても知られており、その生涯は宮尾登美子の小説「序の舞」に描かれたことでも有名です。

上村松園とはどのような人で、その作品はどのようなものなのでしょうか。

 

上村松園の生涯

上村松園は1875年(明治8年)に京都下京区にある葉茶屋「ちきり屋」の次女として生まれました。幼いころから絵を描くことが好きだった松園は、12歳のころに日本画家の鈴木松年の師事で絵を学び始め、その才能を開花させます。

そして、1890年にわずか15歳で内国勧業博覧会に『四季美人図』を出品し、後に師となる竹内栖鳳や山元春挙といった京都画壇を代表する画家の作品と並んで一等を受賞。「京に天才少女あり」といわれるほどになりました。

20歳で竹内栖鳳に師事して画家として頭角を表した松園は、27歳のときに妊娠。「結婚して子供を産むのが美徳」とされてきた明治としては異例の「未婚の母」として長男を出産し、誰に頼ることなく自立する道を選びます。

その生き方は批判を浴び、展覧会に出した『遊女亀遊』に落書きをされるなどの逆風もありましたが、松園は美人画を書き続け、32歳からの10年間は文部省美術展覧会で毎回、入選と受賞を繰り返すといった功績をあげ、1944年には現在の「人間国宝」に相当する帝室技芸員に任命されます。

第二次世界大戦後、73歳のときに文化勲章を受章。その翌年、孫の上村淳之の自宅である唳禽荘(れいきんそう)で亡くなりました。

 

作品の特徴

上村松園の画風は、京の伝統文化に育まれた格調高さと清澄な印象が特徴です。

画題としては古典・謡曲・故事を扱ったもの、娘・新妻を題材としたもの、市井の女性や母の面影を題材としたものがあり、いずれの作品も気品と優美さ、その中に潜んだ強さを備えています。

なかでも、誕生の二か月前に父を亡くした松園とその姉を女手一つで育て上げただけではなく、画家として生きることを生涯後押しした母を追慕する「母子」「青眉」「夕暮」「晩秋」は特に格調高いことで知られています。

また、謡曲を題材とした「花がたみ」と「焔」は気品あふれる作品が多い松園の作品の中では特異な情念のこもった作品です。

 

まとめ

女性の生き方が限られていた明治から昭和までの時代を、女流画家・未婚の母として生きた上村松園の作品は、その生涯同様、しなやかな強さと気品に満ち、今でも多くの人を魅了しています。

現在、奈良市にある松伯美術館で観ることができますので、ぜひ鑑賞してみてはいかがでしょうか。

 

 

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