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今さら聞けない。人間国宝とは?その認定方法などについて教えてください。

人間国宝と人間国宝の認定方法をご紹介します。

人間国宝とは?

焼物や工芸品のほか、能や雅楽といった伝統芸能の世界には「人間国宝」と呼ばれる人がいます。

「国宝」というくらいなので何となくすごい、特別な人であることは分かりますが、具体的にどのような制度なのか、どのような人が認定されるのかを知っている人は少ないのではないでしょうか。

一般的な「国宝」というと、日本に所在する建造物、美術工芸品、考古資料、歴史資料などのうち、歴史的、芸術的な価値が高いものや、学術的な価値が高いものに対して国が「重要文化財」に指定したもののことです。

一方、「重要文化財」のような歴史的、芸術的な価値があるものの、音楽などの文化や工芸技術のように形がない「わざ」を「重要無形文化財」といいます。

人間国宝とは、この「重要無形文化財」に指定されている「わざ」を高度に体得・体現している人物を指しています。

 

人間国宝の認定とメリット

重要文化財や重要無形文化財は、文化財の保存・活用と、国民の文化的向上を目的として1950年に制定された「文化財保護法」によって指定されます。

文化財の指定などは「文化審議会(ぶんかしんぎかい)」と呼ばれる議会が選定しており、人間国宝も文化審議会が審議・議決しています。

人間国宝に正式に認定されると「わざ」の維持や後継者育成といった重要無形文化財保護のための活動費として年間200万円助成を受けることができるほか、工芸品の分野で人間国宝の認定を受けると、作品にブランド的な価値がついて売買価格が高くなります。

なお、人間国宝になれる人数は決められており、現在は定員が116人となっています。これはあくまで「存命している人間国宝」の定員です。

 

重要無形文化財の種類

重要無形文化財には大きく分けて「芸能」と「工芸技術」の2種類に分類にされています。

さらに、工芸技術も「陶芸」「染織(せんしょく)」「漆芸」「金工」「金工(刀剣)」「人形」「木竹工」「諸工芸」「和紙」という風に分けることができ、陶芸のなかでも「志野焼」「萩焼」「白磁」という風に細分化されています。

人間国宝の認定を受けた人が多いのは「陶芸」と「染織」で、なかには荒川豊蔵のように「志野」と「瀬戸黒」など、複数の分野で人間国宝の認定を受けている人もいます。

 

人間国宝の解除

人間国宝の認定は「生涯認定」といって、一度認定されると死亡するまで認定を取り消されることはありません。

そもそも「文化財保護法」は「わざ」の継承や維持を目的としているため、たとえ加齢やケガなどが原因で制作を行うことができなくなったとしても「その分野に人間国宝がいる」というだけで「わざ」の維持に貢献することができるからです。

また、制作自体が難しくなってもコミュニケ―ションを取ることができれば後継者の育成を行ったり、講演会などを開いたりすることができるということから、技術が衰えたことを理由とした取り消しは行っていません。

ただし、人間国宝に認定された人物が死亡すると人間国宝が「解除」されます。

これはあくまで助成金の支給がなくなるということでしかなく、それまでに築き上げられた功績などが無くなるという意味ではありません。人間国宝だった人は死亡しても人間国宝として評価されつづけます。

 

まとめ

人間国宝に認定されるには、第一に「重要無形文化財」の指定を受けた分野であること、第二に「その分野で優れた技術を持っていること」が条件となります。

言うなれば、オリンピックの公式競技ではないスポーツではどんなに優れた技術を持っていてもオリンピックに出場はできず、オリンピックに出場できても優秀な成績を残せなければメダルを手に入れることができないのと同じですね。

日本の伝統技術における金メダリストともいうべき人間国宝の作品に触れる機会があれば、ぜひ一度足を止めて鑑賞してみてください。

 

 

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