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鉄瓶と鉄急須の違いと用途について教えてください。

鉄瓶と鉄急須の違いと用途をご紹介します。

見た目はそっくり

一般的なヤカンと急須の場合、金属と焼物といった素材の違いがあるため、区別ができないということはありませんが、いずれも鉄でできている鉄瓶と鉄急須の場合、見た目も形もそっくりなため区別がつきません。

しかし、鉄瓶と鉄急須では使い方などに違いがあり、誤った使い方をすると破損の原因になることもあります。

 

用途の違い

鉄瓶と鉄急須の用途の違いは、分かりやすく言うとヤカンと急須の違いと同じです。

つまり、鉄瓶は「お湯を沸かす道具」である一方、鉄急須は「沸かしたお湯を注いでお茶を抽出する道具」となります。

そのため、鉄瓶は火にかけることが前提となっていますが、鉄急須は火にかけることを想定した作りになっていません。

鉄でできているため、焼物の急須のように火にかけると割れるということはありませんが、火にかけたことで表面がもろくなる、内側に錆が生じるなど、破損の原因になる可能性もあります。

 

大きさの違い

鉄瓶と鉄急須の大きさを比べると、一般的には鉄瓶の方が鉄急須に比べて大きいことがほとんどです。

仮に、鉄瓶が鉄急須よりも小さいと「お茶を入れるためのお湯を沸かす道具」という用途を十分に果たすことができないので、鉄瓶の方が大きくなるのは自然なことです。

しかし、小型のヤカンや大型の急須があるのと同様、小型の鉄瓶や大型の鉄急須も存在しますので、あくまでも「一般的な傾向」と考えてください。

 

鉄瓶や鉄急須にはさまざまな形がありますので、あくまでも「傾向」となりますが、鉄瓶は鉄急須に比べると底の平らな面が広くなっています。

これは平らな面が少ないと安定感が悪くなり、火にかけたとき危険だからという理由があります。

一方、鉄急須は全体的に丸みがあり、底の平らになっている面がやや狭くなっています。

形が丸くなっていることで内部で湯の対流が起こり、お茶を効率よくおいしく抽出することができます。

また、鉄急須はお茶が冷めるのを防ぐため、ふたの部分が小さめな作りになっています。

鉄瓶と鉄急須を遠目からみると、鉄瓶はソロバンの玉に似た形をしており、鉄急須は球に近い形をしています。

 

内部の構造

南部鉄器の鉄瓶と鉄急須の場合、鉄瓶の内側は錆を防ぐ「金気止め」という仕上げが施されています。

金気止めは鉄の表面に酸化被膜をつける加工ですので、外見的には通常の鉄と大きな違いがありません。

一方、南部鉄器の鉄急須は内側にガラス質の釉薬を焼き付ける「琺瑯(ほうろう)」加工が施されています。

そのため、外側に比べると艶があり、触ると鉄の「ザラザラ」した感触ではなく、陶器のような「ツルツル」とした触り心地です。

 

まとめ

鉄瓶と鉄急須はさまざまな大きさ、形、意匠で作られており、鉄瓶のように見える鉄急須や、鉄急須のように見える鉄瓶もあります。

また、近年の廉価な製品の場合、鉄瓶、鉄急須兼用ということもあるため、外見だけで判断することはできません。

ただし、南部鉄器の鉄急須は内側が琺瑯で加工されていますので、形や大きさが鉄瓶に似ている作品でも区別することができます。

 

 

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