骨董品をオークションで売却するメリットとデメリットを教えてください。
はい、一般の方が出品できるオークションと、オークションのメリットとデメリットをお伝えします。
一般人が骨董品を出品できるオークションとは?
まず、骨董品を出品できるオークションにはどのようなものがあるのかをご紹介します。
美術品や骨董品の競売専用オークション
骨董品店や競売専門会社が開催するプロ向けのオークションです。
主催側が真贋や保存状態をチェックして出品することになります。
買い手も専門家なので、価値ある骨董品を出品するなら適正価格で落札される可能性は高いと思われます。
しかし、基本はプロ向けのオークションのため、参加登録料をはじめ、費用がかかるため、高値がつくことがわかっている骨董品でないと出品する意味がありません。
骨董市などで開催されるオークション
こちらもプロやマニアが参加しますが、競売専用オークションよりもフランクな雰囲気で開催されます。
骨董品店によっては毎月のようにイベントを実施しているところもあり、事前に問い合わせれば、一般人でも出品できるものもあります。
こちらは希少品が出品されるわけではなく、庶民的なものも売買されます。
真贋や品質チェックはありませんので、その点注意が必要です。
ネットオークション
ヤフオクなどでも、美術品や工芸品をはじめ、収集家に人気のあるアイテムが出品されていることがあります。
手間ひまかけずに出品できるメリットはありますが、全て個人の責任となりますので、真贋や保管状態などで、問題が発生しやすいのがデメリットです。
骨董品をオークションで売ることのメリットとデメリット
骨董品をオークションで売却しようとした際のメリットとデメリットを整理しましょう。
メリット
ごく少数の人にしか価値を認められていないアイテムでも高値で売却できる可能性があります。
購入意欲の高い人が集まっているため、数人が競り合うだけで落札価格がアップすることもあります。
ネットオークションの場合、世界中に数人しかいない買い手に接触できる可能性が生まれます。
そもそも骨董品はすべて一点モノなので、ひとりでも欲しいという人が見つかればいいわけです。
デメリット
全く値がつかず、落札されないこともあります。会場オークションでも、ネットオークションでも、すぐに落札されるとは限りません。
絶対に避けたいのは、鑑定などを全く受けずに、希少性の高い品を出品してしまうこと。
安値で落札されたものが地s津は、高値で売れる希少品だったという可能性もゼロではありません。
まとめ
買取サービスとオークションは以下のように使い分けるのはいかがでしょうか。
・価格は不明だが、古いものや希少なものがある→骨董品店に査定依頼
・査定額に納得した場合→骨董品店に買取依頼
・ごく少数の熱狂的なマニアがいる→オークションに出品
どのように使い分けるにしても、まずは、信頼できる骨董品店にご相談ください。