九谷焼はいくらで売れる?買取の相場と高く売るポイントを詳しく解説!
九谷焼の買取価格は数百円〜数十万円と幅広く、作家・種類・状態によって大きく変わります。
九谷焼はいくらで売れる?買取相場の目安
九谷焼の相場は、作家ものか量産品かで大きく変わります。まずは代表的な相場の目安を紹介します。
●皿・小鉢(量産品)
→数百円〜数千円程度
●花瓶・壺(量産品)
→1,000円〜5,000円程度
●有名作家もの(例:徳田八十吉・吉田美統・三代徳田八十吉など)
→1万円〜数十万円以上
●古九谷・吉田屋系の優品
→数十万円〜高額落札の可能性もあり
特に、三代徳田八十吉の「耀彩(ようさい)」作品は人気が高く、状態が良ければ数十万円以上の査定がつくケースがあります。
九谷焼とは?価値に関わる特徴について
九谷焼は石川県の代表的な伝統工芸で、鮮やかな色彩の“九谷五彩(青・紫・黄・赤・緑)”が特徴です。
技法や絵付けに個性が強く、作家ものと量産品では価値に大きな差が出ます。
また、九谷焼は国内外で人気が高いため、花瓶・壺・香炉などの装飾品は特に評価されやすいのが特徴です。
九谷焼の価値を決める4つのポイント
① 作家・窯元
特に価値がつきやすい作家は以下のとおりです。
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徳田八十吉(初代〜三代)
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吉田美統
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中田一於
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須田青華 など
共箱(木箱)や箱書きが残っていれば、評価が1.5倍以上になることもあります。
② 制作年代
古九谷(江戸前期)・吉田屋風は高額の傾向にあります。
③ 作品の種類・サイズ
九谷焼は皿よりも、壺・花瓶・香炉のほうが価格が上がりやすいです。
④ 保存状態
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傷、欠け、ヒビ
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退色や汚れ
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共箱や証明書の有無
が買取価格に大きく影響します。
無名の九谷焼でも売れる?
「作家名がわからない」「家にある九谷焼が量産品らしい」
このような場合でも、売れることはあります。
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未使用の食器セット
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数が多い場合のまとめ売り
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状態の良い壺・花瓶
は、需要があるため査定額がつくケースがあります。
ただし、作者不明の皿1枚だけなどは、買取価格が上がりづらいため、注意が必要です。
九谷焼を高く売るための3つのコツ
① 共箱(木箱)・付属品を揃える
箱書き・しおり・共布があるだけで、査定額が大きく変わります。
② 自分で無理に磨かない
陶磁器は洗剤や研磨剤で傷がつくことがあります。
軽いホコリ程度にとどめ、本格的な清掃はプロに任せるのが安全です。
③ 写真を撮るときは「底裏」も写す
査定依頼の際は以下のカットがあると正確に判断できます。
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正面
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側面
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底裏(落款・サイン)
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箱書き(共箱がある場合)
作家ものは、箱書きと作品のサインが一致しているかが重要ポイントです。
九谷焼をより良い条件で売るために
九谷焼の価値は、作家・作品の種類・状態・付属品によって大きく変わります。
もしご自宅に九谷焼が眠っている場合は、処分する前に一度、専門店で査定を受けてみることをおすすめします。
ゴトー・マンでは、骨董品・美術品に精通した査定士が在籍しており、一点ずつ丁寧に価値を見極めます。
「これ、売れるの?」と感じたら、ぜひお気軽にご相談ください。




