岩谷堂箪笥と仙台箪笥の違いはなに?それぞれの魅力とは?
日本の伝統工芸品である岩谷堂箪笥と仙台箪笥。同じ東北地方の産物でありながら、それぞれに異なる魅力を持っています。
岩谷堂箪笥の歴史と特徴
歴史
岩谷堂箪笥の歴史は18世紀末にさかのぼります。岩谷堂城主が家臣に木工家具の商品化を研究させたことが始まりとされています。1820年代前後に装飾金具が作られるようになり、明治時代には庶民の家庭に普及しました。
特徴
- 装飾金具: 大胆で豪快なデザインが特徴で、金具自体が堅牢さをアピールしています。
- デザイン: 重厚かつ堅牢な雰囲気を持ちつつ、現代のライフスタイルに合う軽やかなデザインの箪笥も製作されています。
仙台箪笥の歴史と特徴
歴史
仙台箪笥は江戸末期から製造が始まり、明治・大正時代に現在の形が確立しました。2015年6月には伝統的工芸品として経済産業大臣に指定されました。
特徴
- 木地: 欅を主体としており、堅牢で重厚な作りです。
- 仕上げ: 木地呂塗りで仕上げられ、牡丹や唐獅子などの文様の手打ち金具で装飾されています。
- 職人技: 「指物」「漆塗り」「金具」の3つの熟練した職人技によって生み出されています。
まとめ
岩谷堂箪笥と仙台箪笥は、それぞれ独自の美しさと伝統を持っています。岩谷堂箪笥はその大胆なデザインで、仙台箪笥は繊細な装飾で知られています。これらの箪笥は、歴史と職人の技術が息づく芸術作品であり、家具としての機能性だけでなく、その美しさにも注目が集まっています。
骨董品や古美術品としての価値を持つ岩谷堂箪笥や仙台箪笥は、遺品整理や蔵の整理時にも重宝されます。当社では、専門の鑑定士による査定を無料で行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。大量にある場合でも、現地に無料でお伺いし、丁寧にご対応させていただきます。