日常の中にアートを。文房具、ファッション、雑貨など、心踊るミュージアムショップの楽しみ方。
ミュージアムショップの楽しみ方をご紹介します。
もう一つの展示室
ミュージアムショップとは美術館や博物館に付随する売店で、書籍や図録、展示品に関する品物を取り扱ったいます。
市販されている品物が販売されていることもありますが、基本的にはその博物館・美術館でしか購入できない独自性の高い品が中心です。
一昔前までは「博物館の付随事業」という扱いでしたが、近年は来館者誘致の手段として重視されるようになり、有名企業と共同でグッズを開発するなど魅力あるショップづくりに力を入れているところが増えており、独自性の高さから「もう一つの展示室」といわれることもあります。
展覧会の思い出に
博物館や美術館では、年間通して閲覧できる「常設展示」と、期間限定で行われる「特別展」や「企画展」がありますが、ミュージアムショップもいつも販売されているグッズと特別展などの会期中にだけ販売される期間限定品があります。会期が終了すると購入できなくなるだけではなく、同様の展示が再度行われたとしても再販売されるとは限りません。
なかでも、書籍やカタログ、写真集や画集など、展示物に関する出版物はコストが高いことから数量が少なく再販の可能性が低いので要チェックです。
このほか、文具や雑貨などの期間限定品も多いので、展覧会の思い出に購入してみるとよいかもしれません。
お土産に最適
ミュージアムショップは「そのミュージアムならでは」の商品を扱っているため、旅行などのお土産にも最適です。ロゴや名前が入ったグッズのほか、ポストカードやクリアファイル、タオルハンカチ、ノートや便箋など、手ごろな価格で購入できる品が充実しています。
また、展示されている絵画と同じ柄がプリントされたトートバッグや傘などのファッショングッズも人気が高いためプレゼントに適しています。
オリジナル性に注目
ミュージアムショップは「そこでしか買えないグッズ」の宝庫です。一般的なお店では扱われていない珍しい形やサイズのクリアファイルやポストカードなどは「ミュージアムショップならでは」のグッズといえるでしょう。
また、特定の内容に特化した博物館は個性的なグッズが多いの特徴がです。
例えば、明治大学博物館は刑事部門の展示コーナーに歴史的な拷問具が展示されており、ミュージアムショップでは拷問具のデフォルメイラスト付き一筆箋などが販売されています。世界唯一の寄生虫専門博物館、目黒寄生虫館では寄生虫をデザインした手ぬぐいやシャツ、定規などを扱っているなど、展示内容に負けないマニアックさを誇っています。
ミュージアムショップで扱われているグッズのオリジナル性に注目すると、そのミュージアムらしさが見えてくるかもしれません。
オンラインショップも
一部の博物館や美術館ではオンラインショップを開設しており、現地に行かなくてもミュージアムグッズを購入することができます。品数は実店舗よりは少ないものの、感染症への不安や距離などの関係から行けないという人にも便利です。
まとめ
ただの売店ではなく、来館者に博物館や美術館の持ち味を見せる展示室のように運営されることが多くなったミュージアムショップには、思い出になる品やお土産やプレゼントに適した品、珍しいものやマニアックなものなどがあふれています。
美術館や博物館を訪れた際は、ミュージアムショップに足を運んでみてはいかがでしょうか。