ペンダント、ブローチなどによくあるカメオ(シェルカメオ)とは?高価買取が期待できるポイント4つ。
カメオと高価買取が期待できるカメオのポイントをご紹介します。
カメオとは
カメオは貝殻や大理石、メノウなどの素材に浮彫を施して作る美術工芸品です。ローマ時代の遺跡から発掘されるなど古代から装飾品として愛されており、古代ギリシアでは印章代わりに使用していたとも考えられています。
「カメオ」は正確には浮彫技法のことであるため素材や様式によって呼び名が異なり、素材が石であれば「ストーンカメオ」、アクリル樹脂であれば「アクリルカメオ」などと呼びます。
「シェルカメオ」は貝殻を素材としたカメオで、カメオの中でも特に芸術性が高いことから世界中にコレクターが存在しています。
シェルカメオを売却する際、どのようなカメオであれば高価買取が期待できるのでしょうか。
有名作家の作品
カメオの中でもシェルカメオは宝飾品というより美術品として扱われているため、素材の希少性などよりも芸術的、工芸的に優れた品であることが重視されます。
一般的な絵画や彫刻と同様に「誰の作品であるか」によって価値が大きく変化し、有名なカメオ作家や著名な彫刻家の手による作品は特に高い価値がつきます。
例えば、代々カメオアーティストを輩出しているペルニーチェ家の4代目であるマストロ・アニエロ・ペルニーチェの作品であれば、比較的新しい年代の作品でも高価買取が期待できます。
すぐれた技術で作られた品
作者不明な作品であっても技術的に優れ、美術工芸品としての価値が高い品は高価買取が期待できます。作者がわからないという場合でも一度査定に出すことをおすすめします。
古い年代の作品
長い歴史を持つカメオは、ヨーロッパでカメオブームが起こる19世紀以前から装飾品・美術品として愛され、作られてきました。カメオの中でも古い年代に作られた作品は骨董品、古美術品としての価値もあるため高価買取になる可能性があります。
状態がよい品
買取においては「状態のよさ」は重要なポイントとなりますが、美術的価値の高さが重視されるカメオは特にその傾向が強く、年代物で希少価値が高くても状態が悪い品は査定額が下がってしまいます。
傷や欠け、変色などがなく美術的価値が損なわれていない品は価値が高く、高価買取を期待できます。
また、外箱や作家証明書などの付属品があるとさらに高価買取が期待できます。
まとめ
カメオのなかでもシェルカメオは価値の見極めが難しいといわれており、知識のない業者に売却すると実際の価値に見合わない額で買い取られる可能性があります。
そのため、カメオを売却するときは知識や経験があるか、カメオを取り扱った実績があるかなどを考慮して売却先を決めることが重要となります。
売却を検討しているカメオをお持ちの方は、一度弊社にご相談ください。