最近はラインなどのWeb査定も多い骨董業界。買取査定額を上げるための上手な撮影のコツ5つ。
買取査定額を上げる撮影のコツをご紹介します。
意外と重要な写真撮影
骨董品の買取といえば店頭買取や出張買取が主流でしたが、近年はLINEやメールフォームを利用したWeb査定も増えています。Web査定は対面式ではないため、査定額が希望額に満たなかったときにキャンセルしやすい、品物を持ち運ばなくてよい、いつでも気軽に査定を受けられるなどのメリットがあります。
しかし、写真が不鮮明だと品物の状態が実際よりも悪く見えて査定額が下がるのがデメリットです。買取査定額を上げるためには、品物の状態がより正確に伝わる写真を撮影することが重要です。
とはいえ、あくまで「査定用の写真」なので、構図にこだわったり難しい撮影技術を駆使する必要はありません。
どのようなポイントを意識すれば買取査定額が上がる写真を撮影できるのでしょうか。
明るい場所で撮影する
Web査定用の写真を撮影するときに最も重要なのが明るい場所で撮影することです。暗い場所で撮影すると品物全体が汚れて色あせた印象をなるだけではなく、ピンぼけなども起こりやすくなります。
小物などを室内の照明のみで撮影するときは品物に自分の影が品物に覆いかぶさらないよう注意しましょう。ライトなどを使う場合は角度や距離を調節してまんべんなく光が当たるよう工夫するとよいでしょう。
強い光を当てると光が反射してかえって写りが悪くなったり、品物を傷める可能性があるため注意してください。光が反射してしまう場合はクッキングシートなど半透明の物でライトを覆って光を和らげてもよいでしょう。
ロゴなどはしっかり撮影
品物についたロゴやサイン、落款などは品物の真贋や年代、作者を特定する重要な手掛かりとなります。写真に写っていない・写っていても不鮮明だと品物の正確な価値が判断できず、査定額が下がる可能性があります。ロゴなどがある場合は、ロゴだけをアップで撮影しておきましょう。
様々な方向から撮影
裏表、側面、底、内側など様々な方向から撮影しましょう。傷などがあると査定額が下がるのではないかという気持ちから撮影を避ける方がいますが、情報が少ないと正確な価値がわからず査定額が低くなる傾向があります。
付属品なども合わせて撮影
外箱や説明書などの付属品がある場合や、セットになっている品がある場合は合わせて撮影しましょう。付属品がある、セットがそろっている場合は本体のみの場合よりも査定額が上がります。
加工などは行わない
実際の色とはかけ離れてしまうような色調補正や、傷かくしのための修正などは行わないようにしてください。明るさ調整程度であれば問題ないことが多いですが、基本的には加工していない写真データを使用してください。
また、撮影時はフィルターを切った状態で撮影しましょう。
まとめ
Web査定用の写真はフリマアプリに掲載する写真とは異なり、構図などにこだわって品物を魅力的に見せる必要はありません。
しかし、品物の状態や年代などを正確に伝える必要があるため、明るさや角度などを意識して、伝わりやすい写真を撮影するとよいでしょう。