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骨董品・アンティーク・ヴィンテージ・レトロの違いとは?古き良き年代物の見分け方ポイントを解説

骨董品、ヴィンテージ、アンティーク、レトロの違いをご紹介します。

どれも古い物をさす言葉

骨董品や古い家具、時計などを探しているときに、「骨董」「アンティーク」「ヴィンテージ」「レトロ」という言葉が使われているのを見かけたことはありませんか?

 

アンティークショップやフリーマーケット、オークションサイトなどでも使われており、いずれも古い物を指す言葉ですが、実際には年代や意味、ニュアンスに違いがあるのです

 

この記事では、古い品物の呼び方の違いを整理しながら、それぞれを見分けるポイントについて解説します。

骨董・アンティーク、ヴィンテージ、レトロの違い

まずは、それぞれの言葉の違いを年代の目安で整理してみましょう。

 

名称 年代の目安 特徴
骨董・アンティーク 100年以上前 美術品・工芸品
ヴィンテージ 20~100年程度 比較的新しめな年代物だが、質が良く価値があるもの
レトロ 年代の基準なし 昔なつかしのデザインや雰囲気

 

このように、製造から100年を経過しているかどうかがひとつの目安となるでしょう。

ただし実際の市場では、この区分がはっきりしていない場合も少なくありません。

 

コレクターの世界や販売の現場では、必ずしも厳密な定義で使われているわけではなく、商品イメージや分かりやすさを重視して使われていることもあります。

骨董とアンティークの使い分け

骨董とアンティークはほぼ同じ

アンティークは、骨董品を意味するラテン語「antiquus(古い)」が語源とされています。

19世紀ごろまでは、古代ギリシャ・ローマの遺物をアンティークと呼ぶなど、非常に古い歴史的遺物を指す言葉として使われていました。

 

しかし現在では、1934年にアメリカが制定した通商関税法がルーツとなり「製造時点から100年以上経過した手工芸品、工芸品、美術品」を免税対象として、アンティークと定義されることが多くあります。

 

日本語の「骨董品」も、このアンティークとほぼ同じ意味で使われることが多く、骨董とアンティークは基本的に同じ意味を持つ言葉といえます。

 

意味としてはほぼ同じですが、日本では文化的な背景の違いから、次のような使い分けが見られることがあります。

骨董は東アジアの古物を指すことが多い

伊万里焼の猪口

 

「骨董品」という場合は日本・中国・韓国など、東アジアで作られた物を指すことが多いです。

 

(例)

・伊万里焼の皿
・江戸時代のからくり時計
・中国の古陶磁器

 

こうした品物には「骨董」という言葉が使われることが多く、「アンティーク」という表現はあまり使われません。

アンティークは西洋の古物に使われやすい

アンティークのティーカップ

 

一方で「アンティーク」という場合は、ヨーロッパで作られた古い工芸品や、家具などを指す場合に使われることが多い言葉です。

 

(例)

・マイセンのカップ

・ヴィクトリアン期の食器

・ヨーロッパのアンティーク家具

 

こういった品物は「アンティーク」と呼ばれるのが一般的です。

 

また、日本で作られた品でも、明治時代以降のものはアンティークと呼ばれることがあるという傾向も見られます。

 

例えば、江戸時代のからくり時計は「骨董」と呼ばれますが、明治時代に作られた懐中時計は「アンティーク」と呼ばれます。

100年以上という基準は意外と曖昧

骨董やアンティークという言葉には「100年以上経過したもの」を節目とすることがありますが、明確な基準ではないため「100年経過していないもの」もアンティークと呼ばれることがあります。

 

例えば、コレクターが多い「アンティークウォッチ(腕時計)」には、手巻きと自動巻きの2種類がありますが、自動巻き腕時計が初めて発表されたのは1926年です。

 

そのため、自動巻きのアンティークウォッチの中には、まだ100年経過していないものも含まれています。

 

このように、アンティークという言葉は年代だけでなく、希少性やコレクション性によっても使われることがあります。

ヴィンテージは比較的新しい年代物

ヴィンテージは、骨董やアンティークのように100年を経過していない、比較的新しい年代の品物を指す言葉です。なかでも1950年代~1970年代のアイテムに使うことが多いです。

 

そのため、一部の「アンティーク」と重なることがありますが、ヴィンテージと呼ばれるものはアンティークに比べるとややカジュアルであったり、機械製品的なニュアンスを含んでいたりします。

 

例えば、1970年代の腕時計でも自動巻きであれば「アンティーク」と呼ばれますが、クォーツ時計やデジタル時計は「ヴィンテージ」と呼ぶことが多いようです。

レトロはデザインや雰囲気を表す言葉

「レトロ」という言葉も、アンティークやヴィンテージと並んでよく使われますが、実は年代を示す言葉ではありません。

 

レトロは「retrospective(レトロスペクティブ)」という言葉が由来で、過去を懐かしむ、昔を思わせる雰囲気といった意味を持っています。

 

そのため、レトロは必ずしも古い品物そのものを指すわけではなく、昔風のデザインや雰囲気を持つものを表す言葉として使われることが多いです。

 

(例)

・昭和風デザインの家電
・レトロ調の看板や雑貨
・昔の雰囲気を再現した家具

 

こうしたものの中には、実際には新しく作られた商品も含まれています。

 

アンティークやヴィンテージは実際に古い年代の品物を指す言葉ですが、レトロは年代にかかわらず、古いデザインや雰囲気を表す言葉という点が大きな違いといえるでしょう。

骨董品を購入する際の注意点

骨董・アンティーク・ヴィンテージの違いがとして、製造から100年経過しているかがひとつの目安と言えます。ただ、100年経過していないものでも「アンティーク」と呼ばれることがあるなど基準が曖昧です。

 

特に、オークションサイトなどでは検索にかかりやすいようキーワードとして使っていることも多く、「骨董と書いてあるから古いものだと思っていたら、大正時代の物だった」ということもあるので、骨董的な価値が高い物を求めている場合は言葉だけで判断しないよう注意してください。

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