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旧家の蔵から火縄銃が出ましたが、買い取ってもらえますか?

火縄銃の買取りについてご説明します。

火縄銃は「銃刀法」の取り締まり対象になる

火縄銃は火縄を使って火薬に点火して弾を発射する銃で、ヨーロッパで15世紀前半に発明されたのち、1543年にポルトガルから日本の種子島に持ち込まれましたが、それ以前にすでに入っていたとも言われています。

現在、火縄銃は銃砲刀剣類所持等取締法(銃刀法)の対象になっているため、骨董品として所有するときはもちろん、売買をするときは日本刀同様「銃砲刀剣類登録証」が必要です。

 

銃砲刀剣類登録証がない場合

蔵から火縄銃が発見されたときはまず「銃砲刀剣類登録証」の有無を確認しましょう。ケースがある場合はケースのなかに収められていたり、ケースに貼り付けられている可能性があります。

登録証があればすぐに売却可能ですが、登録証がない場合は登録証を紛失したか、登録が行われていないかのどちらかですので、登録証を発行してもらう必要があります。

まずは警察署に「発見届」を提出してください。発見届を提出すると「登録証発行待ち」になるため、火縄銃を所持していても違法にはなりません。

その後、教育委員会で審査を受けて登録証の発行を受けましょう。

 

登録できないケースもある

銃砲刀剣類登録は歴史的な価値がある刀剣・銃砲を保護する目的で定められたものです。

そのため、古い火縄銃を模して作った「レプリカ」や、射撃精度を高めるために改造されたものなど登録できないこともあります。

銃砲刀剣類登録証がないものは買取りすることができません。

 

火縄銃の種類

ポルトガルから日本に持ち込まれた火縄銃は、日本各地で改良などを加えられながら発達し、約320年間使用されてきました。

製造場所によって大きさや形状が異なるため、産地名で呼ぶのが一般的です。

 

【有名な火縄銃の種類】

  • 薩摩筒…ポルトガルから伝来した火縄銃の形状に近く、全長が116cmとやや短いものが多い。火挟みが極端に小さいのも特徴。
  • 備前筒…鉄製の外バネカラクリを持ち、銃身は丸く、銃床がやや先細りで黒く着色されているのが特徴。
  • 堺筒…機能よりも装飾を重んじたとも言われ、様々な形状、品質のものがある。現存する火縄銃の約4分の1が堺系だといわれている。
  • 国友鉄砲…堺筒同様現存数が多く、様々な形状の物が作られている。銃床尾が平らになっている二重ゼンマイカラクリのものや木の木目を奇麗に出したものが多い。
  • 米沢鉄砲…金属の輪とネジで銃身を木部に固定してある、大きな鉄製用心鉄がついているなど、全体的に重厚な作りとなっている。また、銃床が下方に曲がっていることも特徴。

 

また、産地ではなく大きさによって種類分けすることもあります。

状態がよいもの、希少価値が高いもの、時代が古いものは高価で買い取りできるものもあります。

 

まとめ

戦国時代以降ほとんど使われることがなくなったといわれる火縄銃は、現在、銃としてではなく骨董品や美術品として人気があります。

思わぬ高値がつくこともあるので、お手元に売却を検討している火縄銃をお持ちの方は弊社にご相談ください。

 

 

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