海外の勲章にはどんな種類がありますか?また、高価買取の可能性がある物はどんなのですか?
海外の勲章の種類と高価買取の可能性がある物についてご説明します。
人気が高い海外の勲章
日本では功績のある人物をたたえるため勲章制度が設けられていますが、同様の制度はイギリス、ドイツ、フランスなどにもあります。
海外の勲章は国内では授与できないため、高い価値がつくものもあり、コレクターからも人気があります。
海外の勲章にはどのようなものがあり、どのようなものなら高い価値がつくのでしょうか。
ヨーロッパの勲章
ヨーロッパの勲章制度は日本の勲章とは異なる点があるため、専門家の間では「勲章ではない」とされる物もありますが、イギリス、ドイツ、フランスでは大きく分けて「オーダー」「デコレーション」「メダル」「クロス」の四つに分けることができます。
また、ベルギー、イタリアなどにも勲章制度があります。
- オーダー…「騎士団勲章」または「勲爵士団」と呼ばれる。騎士団に入団したことを示す記章
- デコレーション…「栄誉勲章」または「功労勲章」と呼ばれる。騎士団とは関係なく、功績に対する栄誉を称えて授与される勲章
- メダル…褒章、従軍記章、記念章なども含んだ記章
- クロス…「十字章」または「十字勲章」と呼ばれる。メダルの上位に位置付けられている
【勲章の一例】
- バス勲章(イギリス)
- ドイツ・メクレンブルク勲章(ドイツ)
- レジオンドヌール勲章(フランス)
- 聖マウリッツィオ・ラザロ勲章(イタリア)
- レオポルドI世勲章(ベルギー)
アジアの勲章
ロシア(ソ連)、韓国、台湾、タイなど現存している国のほか、戦時中に存在した満州国にも勲章制度があります。
満州国の勲章は数が少ないため希少価値が高くなります。
【勲章の一例】
- 無窮花章(大韓民国)
- セウマル勲章(大韓民国)
- ロシア帝国聖スタニスラフ勲章(ロシア)
- 白象勲章(タイ)
- 満州建国功労章(満州国)
高価買取の可能性がある勲章
勲章のなかでも「年代が古いもの」「状態がよいもの」「付属品がそろっているもの」「希少価値が高いもの」は高価買取になる可能性が高くなります。
例えば、授与された期間が短い満州国の勲章や、文化革命のときに消失した中国の勲章などは希少価値が高いため高価買取が期待できるほか、上位の勲章も買取価格が高くなる傾向があります。
まとめ
海外の勲章は付属品の内容や授与の条件、形式など日本と異なる点が多いため、価値を正確に判断するためには専門的な知識と経験が必要です。
高価買取を希望するなら、勲章の状態などに加えて知識が豊富な業者を選ぶことも重要となります。
海外の勲章の売却をお考えの方は弊社にご相談ください。