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中国の焼き物、景徳鎮の特徴と特に価値のある種類について教えてください。

中国の焼き物、景徳鎮の特徴と価値のある種類を紹介します。

陶磁器の「原点」にして「最高峰」

景徳鎮は、江西省東北部に位置する景徳鎮市の窯で製造された陶磁器のことです。

その昔、景徳鎮市は「昌南鎮」と呼ばれていましたが、今からおよそ1000年前、宋代の景徳年間に宮廷に納める磁器を制作していたことから景徳鎮に改名されました。

また、景徳鎮で焼かれた磁器には「景徳」と紀款が入れていたことから景徳鎮窯で製造された陶磁器も「景徳鎮」と呼ばれるようになりました。

景徳鎮の磁器は、元・明・清代を通して皇帝たちを長く魅了してきただけではなく、日本、ヨーロッパ、イスラム圏にも幅広く輸出され、多くの人に愛されてきました。

各国の景徳鎮に対するあこがれは強く、日本の「伊万里焼」に景徳鎮の影響がみられるほか、景徳鎮をはじめとした中国磁器をモデルに磁器を作り始めたことからドイツの「マイセン」が始まっています。

古い歴史を持ち、世界の陶磁器に多大な影響を与えた景徳鎮は、陶磁器の「原点」であり「最高峰」といわれています。

 

景徳鎮の特徴

景徳鎮でよく見られるのは、白磁にコバルトで絵付けを施した「青花磁器」です。透き通るような薄い白磁に草花や龍などのモチーフが繊細に描かれています。

また、厚さ0.5mm〜1.5mmと極めて薄く作られた「薄胎碗」や、ドットをちりばめたような独特の透かし模様「玲瓏(リンロン)」など、絵付けではなく器そのものも非常に高い技術で作られているのも特徴です。

また、コバルトだけではなく「辰砂(しんしゃ)」を使って赤色の絵付けが施された景徳鎮や、色とりどりの色彩で絵付けされた景徳鎮も存在します。

 

特に価値が高い種類

景徳鎮のなかも価値が高いのは、元・明・清代に作られた磁器です。

この頃は宮廷に納めるために作られており、一定以上の品質を持っていない物はすべて破棄されていました。

そのため、元・明・清代に作られた景徳鎮は品質が高いだけではなく、希少価値も非常に高くなります。

また、全面にコバルトがかけられている「瑠璃釉磁器」や鮮やかな紅色が特徴の「紅釉磁器」、珍しいデザインが施された品も高い価値がつきます。

 

まとめ

陶磁器の元祖ともいえる景徳鎮は、古くから現在に至るまで多くの人を魅了しています。

数ある中国陶磁器のなかでも特に品質が高く、人気・美術的価値・歴史的価値のある名品といえるでしょう。

古い品はもちろん、比較的新しい時代の品でも高い価値がつくことも多いので、お手元に売却を検討している景徳鎮をお持ちの方は、弊社にご相談ください。

 

 

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