仏画を高額査定してもらえる4つのポイントとは?
仏画を高額査定してもらえる4つのポイントをご紹介します。
仏画の高額査定4つのポイントとは?
絵画、掛け軸の中でも「仏画」と呼ばれる仏教絵画は、仏像と同じく礼拝に使われたり、崇拝されたりしてきた絵画のことです。
そのため、通常の美術品としての掛け軸や絵画は、重要視されるポイントに違いがあります。
仏画の査定に重要な4つのポイントについてご紹介します。
ポイント1.仏画の「作家」
これは通常の絵画、掛け軸でも共通するポイントです。
有名な絵仏師が描いた作品は、高額査定が期待できます。
ポイント2.仏画の「モチーフ」
仏画は、仏像と同じ信仰の対象として扱われてきたという経緯があるため、モチーフが非常に重要です。
仏教では「如来」「菩薩」「明王」「天」といった礼拝対象が存在していますが、如来が最も位が高く、次いで菩薩、明王、天という順になっています。
位が高い仏ほど人気が高く、同じ「如来」でも仏教の始祖である「釈迦如来」の方が「阿弥陀如来」よりも人気が高い傾向があり、人気の高いモチーフであるほど査定額も高くなります。
また、仏画の一種で仏を描いたものではなく、曼陀羅や六道絵、禅宗僧の肖像画などもありますが、基本的に「釈迦如来」を扱った作品は高額になる傾向があります。
ポイント3.仏画に「描かれている内容」
描かれている仏や菩薩の表情・手・しぐさなどの表現力とクオリティも重要です。
繊細でクオリティの高い肉筆による仏画は、緻密さや迫力があり高額になる可能性が高いです。
また、金をあしらったものやさまざまな文様が表現されている仏画など、表情やしぐさ以外の部分の質が良い場合は、査定額を上乗せできる場合もあります。
ポイント4.仏画の「保存状態」
他の掛け軸や絵画にも共通するポイントですが、カビ・シミ・シワ・破れなどがなく、保存状態の良い仏画が高額査定を期待できます。
仏画は金をあしらっていることがありますが、保存状態が悪く金が剥落しているものなどは査定額が下がる原因です。
掛け軸を収納する桐箱がない場合も査定額が下がってしまいますので、箱や説明書きがある場合は必ず一緒に査定にお出しください。
まとめ
仏画は、クオリティが同程度であっても描かれているのが「釈迦如来」か「阿弥陀如来」かで査定価格が変わるため、仏教美術に詳しくない業者に査定を依頼すると、査定額が低くなってしまう可能性があります。
仏画の査定をご希望の方は、仏教美術の知識がある弊社にご相談ください。