遺産整理で木彫り置物が。処分方法がわからないし買い取ってもらえるのでしょうか?
木彫り置物の買取についてご紹介します。
買取対象になることも
七福神や招き猫、達磨などの縁起物から、動物や人物をモチーフとした美術品や民芸品まで、木彫りの置物にはさまざまな種類があります。
引っ越しや模様替えなどで置き場所がなくなったりイメージに合わなくなったりしたことで処分を検討することも多い木彫りの置物ですが、木彫りの大置物の中には高い価値がつくことがある品も多く、知らずに処分して損をすることもあります。
有名作家や名産地の品
高村光雲や平櫛田中などの有名作家や仏師の作品は、モチーフや大きさなどに関わらず高価買取が期待できる品です。また、作家や職人がはっきりしない民芸品の木彫りの置物でも、北海道八雲町の木彫りの熊、岐阜県高山市・飛騨市の一位一刀彫など名産地の品は買取対象になり状態などによっては高価買取となります。
貴重な木や美しい木で作られている品
木彫りの置物は素材に使われている木材の種類によって買取の可否が決まることはありませんが、香木としても価値がある白檀や、黒檀、紫檀など希少価値の高い木材で作られている品や、木目や色合いが美しい品は値が付きやすく、高価買取になることがあります。
美術工芸品として優れている品
ごく一般的な木材で作られた無銘の品でも、彫刻が精緻で美しい品など美術工芸品として優れている品は値が付きやすく、状態などによっては高い価値がつくことがあります。
状態が良い品
木彫りの置物は飾ることを目的とした品ですので、状態のよさは非常に重要なポイントとなります。
虫食い、割れ、欠け、ヒビなどの欠損がなく、汚れやシミなどがない品であれば基本的に買い取り対象となります。
小さなキズ程度であれば買取不可となることはあまりありませんが、大きなキズなどの場合は買取不可となることがあります。
ただし、自分で補修するとかえって価値が下がったり状態が悪くなったりすることがあるので、査定に出すときは乾いた柔らかい布で軽く手入れする程度にとどめ、補修などは行わないようにしましょう。
付属品がついている品
共箱やガラスケース、敷物、保証書などの付属品がついている場合は一緒に査定に出しましょう。置物単体よりも値が付きやすく、買取対象となる可能性の高くなります。
まとめ
木彫りの置物は作者不明の品でも買取対象となることが多いですが、状態が悪い品は買取できないことが多く、買取対象になってもあまり値が付かないことも少なくありません。
しかし、美術品や工芸品として価値があると認められれば高い価値がつくこともあるため、買取可能かどうかも含め、木彫りの置物の価値を判断できる骨董屋などを選んで査定に出してみるとよいでしょう。
売却を検討している木彫りの置物をお持ちの方は、一度弊社にご相談ください。