アンティーク人形でよく聞くビスクドール。より高く売るためのポイント3つ。
ビスクドールを高く売るためのポイントをご紹介します。
需要の高いビスクドール
ビスクドールは19世紀のフランスを中心に作られた頭や腕が磁器でできた人形で、アンティーク人形の代名詞的な存在です。陶土を二度焼きすることで引き出された温かみのある肌の色が特徴で、目や口の構造や成型方法などによって雰囲気や表情が異なり、現在も多くの人を魅了しています。
需要が多いうえ、ビスクドールを手掛けていたメーカーの多くが現存していないことから希少価値も高いビスクドールは売却すると高い値が付くこともあります。
今回は、ビスクドールをより高く売るためのポイントを紹介します。
よい状態で保管する
ビスクドールは古い時代の品であるため、経年劣化で変色したりヒビが入ったりすることがあります。多少の劣化は仕方ないものの、目立つキズや塗装などのハゲ、欠損、日焼けなどがあると査定額が大きく下がり、状態によっては買い取りできないこともあります。
補修などを行うと査定額が下がることがあるだけではなく、キズなどの状態が悪化してしまう可能性があるため、補修などは行わず乾いた布で程度の手入れにとどめておき、これ以上状態が悪くならないように保管しましょう。
保管場所は日焼けやカビ、虫食いなどを防ぐため、直射日光が当たらない風通しの良い場所が適しています。箱がある場合は箱に入れた状態にしておくと破損や傷を防ぐことができます。
付属品をそろえる
人形本体のほかに、服や帽子といった小物や箱などがある場合はボロボロになっていても一緒に査定に出しましょう。
知識のある業者に売る
ビスクドールは人気が高いことから多くの偽物が出回っているほか、作られた時代やメーカーなどによって価値が大きく変わります。そのため、知識のない業者に売ってしまうと、正しい価値を判断してもらえず低い額で買い取られてしまう可能性があります。
ビスクドールを売却するときは骨董やアンティークの知識がある業者を選びましょう。ビスクドールの取り扱い実績がある、ビスクドールをはじめとしたアンティーク人形を専門的に取り扱っている業者であればより高く売れる可能性があります。
まとめ
このほか、ビスクドールの真贋判定の参考になる書類などがあると値が付きやすくなります。どこでどのような経緯で手に入れたかだけでもわかっていると参考になるので、可能であれば入手ルートを調べておくとよいでしょう。
ビスクドールの価値はメーカーや作家、制作年代、表情の繊細さや美しさ、ボディや目の種類、衣装、大きさなどによって決まります。また、市場でどの程度需要があるかによっても価値が変わるため、正確な価値を判断するには幅広い知識と経験が必要です。売却の際は業者をしっかり選ぶだけではなく、複数で査定を受けるなどするとよいでしょう。
お手持ちのビスクドール売却をご検討の方は、一度弊社にご相談ください。