コレクターも多く、需要が高いソフビ。高額買取が期待できる条件4つ。
高額買取が期待できるソフビの条件を4つご紹介します。
昔から人気がある「ソフビ」
ソフビは「ソフトビニール」の略ですが、コレクターアイテムとしての「ソフビ」はソフトビニール製の人形をさします。
ソフトビニールが人形の素材として使われ始めたのは1950年代ごろからで、当初は幼児や女児向けの人形として普及していました。
しかし、1960年代後半に「第一次怪獣ブーム」が起こり、怪獣のソフビがヒットして以降は女児向けの着せ替え人形だけではなく、怪獣やヒーローなどの人形にもソフトビニールが使われるようになり、現在でもソフビは高い人気を集めています。
金型を利用して作られるソフビは製造するたびに金型が劣化するため生産量が限られたり、製造期間が限られていたりするほか、初期に作られたものと後期で作られたものでは色合いが異なったりすることからコレクターからの人気が高く、高い価値がつくものも存在します。
どのようなソフビであれば高価買取が期待できるのでしょうか。
初期の作られたもの
金型にソフトビニールを流し込んで作るソフビは製造を重ねるごとに金型が劣化するため、初期に成形されたものと後期に成形されたものではディティールの細かさや美しさに差があります。
また、大量生産を行うときは最初の金型で作ったソフビを元型にした「増し型」と呼ばれる金型で生産します。増し型で作ったソフビは最初の金型で作ったソフビよりも造形の緻密さが劣るだけではなく、成形時に収縮したソフビを元型にするため、増し型で作ったソフビのほうがサイズが小さくなります。
このような理由から、初期に作られたソフビのほうが後期のソフビよりも高値がつく傾向があります。
少数生産・限定生産など希少性の高い物
少数生産や限定生産のソフビは希少性の高さから高値がつく可能性があります。
また、市場に出回った後に色や形などの間違いが見つかって回収された品や、製造元が倒産したなどの理由で、少数しか出回らなかった品なども希少価値が高く、高価買取が期待できます。
状態が良い物
ソフビは経年劣化によって色褪せるだけではなく、子どもがおもちゃとして使うものであるため傷や色剥げ、破損、汚損などで保存状態が悪い物も少なくありません。色褪せは「持ち味」として受け入れられることも多いですが、色が剥げていたり大きな傷があると価値が下がってしまいます。
逆に、色褪せや色剥げ、傷などがない状態の良い品は高値がつきやすくなります。未開封品で外箱がついているものなどは、特に高価買取が期待できるでしょう。
ソフビ専門店の買取
ソフビなどのコレクターグッズは収集している人にとっては「お宝」であっても、コレクションしていない人にとっては「古いおもちゃ」でしかありません。そのため、リサイクルショップなどでは正確な価値を判断してもらえないということも少なくありません。
高く買い取ってもらうためにはソフビに関する知識があり、買い取り実績が豊富な専門店やソフビを扱っている骨董店などに売却する必要があります。
まとめ
「古くて価値のないおもちゃ」「不用品」に見えるソフビですが、コレクターにとっては価値の高い「お宝」であることもあります。遺品整理などでソフビが見つかったときは捨ててしまうのではなく、査定に出してみてはいかがでしょうか。ソフビの売却を検討の際は弊社にご相談ください。