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中国美術とはどのような種類があるのですか?

中国美術には多種多様な種類があります。

美術品のジャンルはかなり広い

歴史の長さや多様性からも感じられる通り、中国美術の種類は多種多様です。

世界的に貴重な書画や陶芸はもちろんのこと、玩具や服飾などに高い価値がつくケースも少なくありません。

とはいえ、基本的なところでは、書画、絵画、陶芸品、工芸品が主流です。これらがさらに分類され、それぞれ特徴を有しています。

 

陶芸品

陶芸品の場合、土器、焙器(ストーンウエア)、陶器、磁器といった種類があります。さらに作られた時代や場所、着色の仕方といった制作過程、姿形によって分けられます。

ですから、同じように見える雰囲気の作品があっても、全く違うものということも結構あります。

 

書画

中国を代表する主な書家としては、有名な王義之、王献之のほかに、張芝(後漢時代):骨力があり、表現が豊かな草書を書き「草聖」と称されました。

長い歴史の中で「初唐の三大家」や「宗の四大家」、明の時代の「三宗二沈」など、様々な書道家が排出されています。

 

絵画

唐の半ばまでは彩色画、人物画・花鳥画が主流でしたが、それ以後になると、山や川、渓谷といった自然の風景を、幽玄な雰囲気で表現する「山水画・水墨画」が描かれるようになります。

 

明末になると、文人画の代表的作家・董其昌が現れ、唐代からの文人画の流れをくむ系譜を「南宗画」、職業画家の系譜の「院体画」を「北宗画」と名付ける「南北二宗論」を提唱します。董其昌は、その中で南宗画が優れていると説き、それから中国絵画においては「南宗画(文人画)」が主流であるとされるようになりました。

 

印材

印材(印の材質)は、印の歴史が始まった粘土から、銅・銀・玉へと変化し、そのほかにも竹や木材といった、多種多様な素材が用いられています。

明や清の時代で、篆刻家たちの間では、掘りやすいことから練習用として愛された寿山石や青田石、鮮やかで美しい赤色の鶏血石が流行りました。

「印」は、見た目のみならず、書体や素材、印がもつ意味が長い時を経て、変化していき、現代にまで伝われています。

もの自体は大きなものではありませんが、非常に深い歴史を持っている、中国の美術品と言えるでしょう。

 

青磁

青磁は中国で発展した陶磁器で、その歴史は殷の時代にさかのぼります。殷の時代は灰釉(かいゆう)が使われており、龍窯が進歩するにしたがって、良質な青磁が生産されるようになりました。なお、灰釉と青磁釉の中間的な釉(うわぐすり)をもつ陶磁器は「原始青磁」「初期青磁」と呼ばれています。いわゆる「青磁」とされる釉が現れたのは後漢~西晋時代。越州窯(浙江省)で生産された青磁が良く知られています。

 

白磁

白磁が中国で作られるようになったのは、北斉時代(560~570年代)で、青磁の製造技術の完成に伴い発展していきました。唐時代になると白磁の生産が本格化し、当時は「南青北白」といわれ、南部には青磁、北部には白磁を焼く窯が多かったようです。国民の生活が豊かになり、文化・芸術が最も発達した北宋時代には中国全土に陶磁窯が築かれ、白磁の名品が多く出回るようになります。

 

 

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