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コレクター必見!ビスクドールの男の子が希少なワケとは?

ビスクドールの男の子が希少な理由は、当時の需要の少なさや生産数の違いにあります。コレクターにとって貴重な存在となる背景を詳しく解説します。

ビスクドールと聞くと、多くの方が思い浮かべるのは華やかなドレスをまとった少女の人形でしょう。しかし、実はビスクドールには男の子のものも存在します。ただし、その数は圧倒的に少なく、骨董品市場でも希少な存在とされています。では、なぜ男の子のビスクドールは少ないのでしょうか?その背景を探ることで、アンティークドールの世界の奥深さを感じていただけるかもしれません。

1. ビスクドールの男の子はなぜ少ないのか?

アンティークドールの世界では、男の子のビスクドールは非常に希少です。市場に出回る数も少なく、コレクターの間では特に高値で取引されることがあります。ここでは、その理由について詳しく解説していきます。

1-1. 19世紀のジェンダー観とおもちゃの役割

ビスクドールが作られていた19世紀後半から20世紀初頭にかけて、西洋では明確なジェンダー観が存在していました。特に当時の教育では、男の子と女の子の役割が明確に分けられていたのです。

  • 女の子の遊び=母性を育むもの
    女の子は「将来、良い母親になること」を求められており、その一環として人形遊びが推奨されていました。人形を使って着せ替えをしたり、食事をさせたり、お世話をすることが教育の一環とされていたのです。

  • 男の子の遊び=戦いや探求の世界
    一方で、男の子には兵士や探検家、職人としての役割が求められ、おもちゃも馬や剣、鉄道模型などが中心でした。人形遊びは「女の子のもの」とされ、男の子向けのビスクドールが作られることはほとんどありませんでした。

このような文化的背景から、ビスクドールの男の子は製造数が極端に少なかったのです。

1-2. 生産コストと市場の需要

ビスクドールは高度な職人技が求められる精巧な工芸品でした。特にフランスのジュモー(Jumeau)やブリュ(Bru)といった有名メーカーのビスクドールは、すべて手作業で作られており、大量生産が難しかったのです。

市場の需要を考えた場合、売れ行きが見込めない男の子のドールを作るよりも、確実に売れる女の子のドールを生産したほうが合理的でした。そのため、男の子のドールは生産数が限られ、希少価値が高くなったのです。

1-3. 母と娘の関係性を反映した人形文化

19世紀のフランスにおいて、人形は単なるおもちゃではなく、教育的な役割を持っていました。母から娘へと伝えられる家庭内のしつけやマナーを、人形を通じて学ばせる文化があったのです。母が娘に人形を与え、娘はその人形を「自分の子供」として世話をすることで、自然と家庭内での役割を学んでいきました。

こうした文化の中で、母から娘へ、娘から人形へ、そしてその人形がまた次世代へと受け継がれるという流れができていました。そのため、男の子の人形はほとんど必要とされなかったのです。

2. 現存する男の子のビスクドール

市場に出回る男の子のビスクドールの多くは、特定のメーカーが手がけたものです。ここでは、特に希少価値が高いとされる男の子のビスクドールを紹介します。

2-1. ジュモー社の「トリステ」

フランスのジュモー(Jumeau)社が製作した「トリステ(Triste)」は、男の子のビスクドールとして有名です。エミール・ジュモーは、彫刻家キャリエ・ベルーズに「男の子にも女の子にも見える中性的な顔立ち」をオーダーしたといわれています。

また、モデルがフランス国王アンリ4世の幼少期であるという説もあり、その歴史的な背景からコレクターの間で高い人気を誇ります。

2-2. ブリュ社の「ブリュ・ジュン」

ブリュ(Bru)社の「ブリュ・ジュン(Bru Jeune)」シリーズには、比較的男の子らしい顔立ちをしたものが存在します。しかし、基本的には女の子のドールがメインで、男の子のものは非常に珍しいです。

2-3. シュタイナー社の「べべ・ガロン」

ドイツのシュタイナー(Steiner)社は、フランスの影響を受けたドール作りをしており、その中には「べべ・ガロン(Bébé Garçon)」という男の子モデルがわずかに存在しています。これは「少年ドール」としてデザインされた希少な一品であり、コレクターの間で高値で取引されています。

3. 男の子のビスクドールの価値と買取市場

現在、男の子のビスクドールは希少性が高く、市場価値も上昇傾向にあります。特に以下の条件を満たすものは、高額査定の対象となる可能性があります。

  1. オリジナルの衣装や付属品が揃っている

    • 当時の衣装をまとっているものは、評価が高くなる傾向があります。
  2. 破損や修復がない

    • ビスクドールは繊細な作りのため、割れやヒビがあると価値が下がります。
  3. 有名メーカーのものである

    • ジュモー、ブリュ、シュタイナーなどの有名メーカーのものは、高値がつくことが多いです。
  4. 年代が確認できるもの

    • 19世紀後半~20世紀初頭のものであれば、骨董品市場での評価が高まります。

 

まとめ

ビスクドールの男の子が少ない理由には、19世紀のジェンダー観や教育方針、市場の需要、そして製造コストの問題が影響していました。結果として、現在では希少価値が非常に高く、コレクターの間では高値で取引されることが珍しくありません。

もし、お手元に男の子のビスクドールをお持ちの方は、その価値を一度見直してみるのも良いかもしれません。弊社では、ビスクドールをはじめとするアンティークドールの買取を専門的に行っています。希少なビスクドールをお持ちの方は、ぜひ弊社にご相談ください。適正な価格で丁寧に査定いたします。

 

 

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