オールドノリタケとは?その価値と、高価で買取ってもらえるものにはどんなのがありますか?
オールドノリタケの価値と高価買取可能なものついてご説明します。
日本製の高級陶磁器
ノリタケは1904年、現在の愛知県中村区則武に「日本陶器合名会社」として創業された日本で初めての高級洋食器メーカーです。
創業者である貿易商・森村市左衛門は、欧米との不平等な貿易に疲弊している日本経済を救うため、外貨獲得を目的に森村組を創設しており、日本陶器合名会社で作られた洋食器はヨーロッパ、アメリカに広く輸出されていました。
ノリタケの食器は当初「ジャポニズム」の影響もありアール・デコ調が主流でしたが、時代の流れに合わせてヴィクトリア朝のデザインに変更するなど、市場の動向に合わせたデザインを研究しながら独自に発展してきました。
オールドノリタケとは明治・大正時代に作られた製品で、主にアメリカ向けに輸出されたものです。
オールドノリタケの価値
オールドノリタケの製品は主にアメリカに輸出されており、国内向けに販売されることはありませんでした。そのため、日本では数が少なく、希少価値が高くなっています。
また、輸出先であるアメリカでは1970年代に専門誌が発行されるなど、骨董愛好家の間でブームが起きており、現在も日本、アメリカ、ヨーロッパにコレクターが多く、市場価値も高くなっています。
高価買取可能なもの
オールドノリタケの製品といえば洋食器というイメージがありますが、高価買取できるものの多くは製作数が少ない置物や花瓶といった食器以外の製品です。
洋食器に比べると希少価値が高いため、買取価格が高価になる傾向があります。
また、金の装飾が美しいものや色彩豊かなものは高い価値がつくものが多く、高価買取されにくいといわれる洋食器でも比較的高い価値がつきます。
未使用品や傷などのない中古品、中身がすべてそろっているカップセットなど、状態がよいものは買取価格が高くなります。
まとめ
装飾性が高い初期のクラシックデザイン、パステル調のタッチで流れるような曲線が特徴のアール・ヌーボー、モールド技法を取り入れた立体的な製品にラスター彩を施した大正期のアール・デコなど、時代に合わせて様々なデザインやテクニックを取り入れたオールドノリタケの製品は日本国内はもちろん海外でも人気があります。
需要が多いことから買取価格は高めになりますが、買取業者によって価格が変わりますので、知識がある業者を選んだりすることが重要です。
お手元に売却を検討するオールドノリタケをお持ちの方は弊社にご相談ください。