コレクターも多く、需要度の高い古時計。高く売れる査定ポイントと買取相場は?
古時計の査定ポイントと買取相場をご紹介します。
コレクターが多い「時計」
時計には「掛け時計」「置き時計」「腕時計」「懐中時計」などがありますが、いずれの時計もコレクターが多く、骨董品市場でも需要が高くなっています。
特に、おしゃれなインテリアとして人気がある古い掛け時計や置き時計は美術品的な側面が強く「古時計」として収集家の人気を集めています。
大正~昭和前期に日本で作られた振り子時計は「レトロアンティーク」として幅広い人気があるほか、ヨーロッパ製の古時計であれば高い価値がつくこともあります。
査定ポイント
古時計の査定ポイントで重要なのが、「どの時代に作られた物か」ということです。基本的には年代が古いものほど高額査定になりますが、同時代に作られた物でも「限定品」や「レアもの」であれば高い価値がつきます。
また、掛け時計や置き時計には「鳩時計」などのカラクリ時計もありますが、カラクリがある時計はカラクリがない時計よりも査定額が高くなる傾向にあります。彫刻や絵付けなどの装飾も査定ポイントです。
また、時計に使われている素材や保存状態など査定ポイントになります。黒檀や紫檀が使われている時計や、文字盤にヘアラインと呼ばれるヒビが入っていたり欠けていたりしないものは高い査定額がつく可能性があります。
さらに、問題なく動く品であればプラス評価を受けることができます。オーバーホールなどをしていることを証明する書類などがあるとよいでしょう。
買取相場は品物によって大きな差がある
古時計の買取価格は時計の時代や保存状態、限定品かどうかなど様々な条件によって買取価格が左右されます。
例えば、昭和前期の精工舎(セイコー)製ネジ式壁掛け時計なら、デザイン性や希少性によって値段は変わるものの、ジャンク品で3000~5000円程度の価格がつくものもあります。
また、ドイツのGASTOR社製振り子時計などの海外製の古時計は2万円程度の価格がつくこともあります。
さらに、江戸時代の大名時計「挺天符彫金花図真鍮側割駒式回転文字盤掛時計」は約35万円、腕時計で人気があるROLEX社の掛け時計であれば100万円など、買取価格は非常に幅広くなっています。
まとめ
かつて「贅沢品」として愛されてきた古時計は、細やかな装飾や精巧な仕掛けが施された品も多く、実用品として時間を知らせてくれるだけではなく美術品として目を楽しませてくれます。
保存状態がよく動く時計であれば高い価値がつきますが、動かない時計でも限定モデルなどであれば高額査定になる可能性があります。
お手元に処分を検討している古時計がありましたら、ぜひ弊社にご相談ください。