コレクターが多く、人気のロイヤルコペンハーゲンイヤープレートシリーズとは?相場や買取額が高い年代は?
ロイヤルコペンハーゲンイヤープレートシリーズについてご紹介します。
イヤープレートとは
ロイヤルコペンハーゲンは、王冠と三つの波模様のロゴで有名なデンマークの陶磁器メーカーです。鮮やかなコバルトブルーで施された絵は全て職人の手描きで、1868年から制作されている「ブルーフルーテッド」は世界的に人気があるベストセラーとなっています。
イヤープレートは1908年から制作が始まったシリーズです。その年によって異なる柄が施されているのが特徴で、美しいだけではなく、販売期間や数が限定されていることからコレクターアイテム的な要素も備えていることから、高い人気を誇ります。
相場と買取額
ロイヤルコペンハーゲンは人気のブランドであるため、需要と供給のバランスが変わりやすく、相場も変わりやすいという特徴があります。イヤープレートも相場が変わりやすいシリーズで、売るタイミングによって買取額にかなりの差が出ますので、高価買取を希望するなら市場を見極めて時期を選ぶ必要があるでしょう。
買取額はその時の相場、売却先、年代、状態などによって変わりますが、1960年代から2000年代にかけてのイヤープレートは、売却を希望する人が多い上に希少性もあまり高くないため、買取額は数百円から数千円程度となっています。
また、古い年代のイヤープレートであるほど価値がつきやすいため、1960年代以前の品は年代などによって差はあるものの数千円から一万円程度になることもあります。
買取額が高い年代
イヤープレートのなかでも特に高い価値がつくのは、制作が始まった最初の年である1908年の品です。希少価値、人気共に非常に高く、状態によって価格は変わるものの十万円以上の値段がつくのが一般的です。
また、1960年代以前のイヤープレートの中でも日中戦争や第二次世界大戦があった、1937年から1945年の品は他の年代に比べて買取額がやや高めの傾向があります。
1960年代以降の品では、1993年と1995年の品は他の年代よりも買取額が少し高めになります。この年はデンマークで大規模なストライキがあり、製造数が他の年よりも少ないことが影響しているといわれています。
2000年以降の品では、イヤープレート100周年を記念して2008年に通常版と同時販売された記念版プレートと、2010年のイヤープレートに高い価値がつきます。
2010年のイヤープレートは通常版のほかに世界自然保護基金(WWF)とコラボした色違いの限定版も存在し、こちらも人気があります。
まとめ
ロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートの正確な価値を見極めるには、状態の良し悪しだけではなく、年代ごとの希少価値や市場での人気、その時の相場などを判断する知識と経験が必要です。知識のない業者に売却すると実際よりも低い価値で買取られる可能性があるので、売却の際は経験豊富な業者を選ぶようにしましょう。