仏教美術(仏具・数珠・経典などを含む)で高価買取りしてもらえるものはありますか?
仏教美術で高価買取りできるものについてご説明します。
高価買取りできる仏教美術とは
仏教美術品というと、仏画や仏像をイメージする人は多いのではないでしょうか。
実は、仏教美術品という言葉は、仏教にまつわるさまざまな道具を指し、仏画や仏像に限った言葉ではありません。確かに仏画や仏像は、高価買取りできることが多いですが、仏画や仏像以外にも高価買取りとなる仏教美術品もあります。
仏具・法具
仏具・法具とは、仏教の儀式で使われる道具や装飾品のことです。
仏像や仏舎利を安置するための厨子、読経の際に経典を広げる経台(経机ともいう)などは、精緻な彫りや、漆塗り、金箔、螺鈿で装飾されていることもあり、高価買取りの対象となるケースもあります。
また、香炉、燭台、おりん、チベット仏教や密教に用いられる金剛杵(ヴァジュラ)、金剛鈴(ガンター)などの仏具・法具も高価買取り対象になる場合があります。
数珠
お経や念仏を唱える際に用いられる数珠(念珠)も高価買取りの対象となる場合があります。
宗派などによって、形式や作りに違いがありますが、片手にかけて使う略式数珠と主玉が108個ある本式数珠の二つがあります。
数珠の玉にはさまざまな材料が使われますが、真珠、珊瑚、象牙、香木で作られた数珠は、高価買取りとなる可能性が高いです。
また、石や木、種子でできている数珠でも、現在では入手困難となっている天然石や菩提樹を使った数珠は、高価買取りの対象となることがあります。
経典
現在のように印刷技術がなかった頃、仏教の教えを広く伝える目的で、経典を書き写した「写経」も、仏教美術品の一つです。
平安・桃山・江戸時代の写経は、人気が高く中でも平安時代の写経は、希少価値が高いため、高価買取りの対象となります。
時代、保存状態はもちろん、誰によって書かれたかも重要なポイントとなります。
香木
伽羅(きゃら)、沈香(じんこう)、白檀(びゃくだん)などの香木も買取り対象となる場合があります。また、香木ではなく線香であっても、買取りが可能なケースもあります。
まとめ
仏教美術で高価買取りできるものについてご紹介しました。
社会環境の変化に伴い、昔は身近な存在だった仏教芸術品も、現在ではすっかり縁遠い存在となってしまいました。そのため、仏教美術品として代表的な仏画や仏像以外の、仏具、経典、数珠といった仏教美術品の価値が高くなっているのも確かです。
もし、お手元に手放したい仏教美術品がありましたら、お気軽にお問い合わせください。