無名の絵画でも売れる?損しないための価値の見極め方と売却先の選び方
無名の絵画でも、専門業者であれば技法や保存状態によっては価値が見込めます。
「この絵、誰が描いたんだろう…?」
実家の片付けや遺品整理で、署名のない絵画や見覚えのない作品が出てきた経験はありませんか?
作家名がわからない、サインもない──そんな“無名の絵画”でも、売却できる可能性はあります。
本記事では、無名絵画の価値を見極めるポイントや、損をしないための売却方法について詳しく解説します。
無名の絵画とは?よくある3つのケース
「無名」と一口に言っても、その背景はさまざまです。よくあるのは以下のようなケースです。
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サインや落款がまったくない絵画 
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サインはあるが作家が特定できない作品 
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アマチュアや趣味で描かれた絵画 
こうした作品でも、美術的な完成度や保存状態によっては評価されることがあります。
作者不明=売れないとは限らないのです。
無名絵画でも売れる理由と市場での価値
たとえ有名作家の作品でなくとも、「作品そのもの」が評価され、価値が認められる場合があります。
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完成度の高い技法や構図 
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インテリアとしての装飾性 
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時代背景やジャンルのニーズ(風景画や抽象画など) 
近年では、名前よりも「空間に合うかどうか」「デザイン性があるか」といった観点で選ばれることもあり、特にホテルや飲食店からの需要も見込まれます。
損をしないための価値の見極め方
無名絵画の査定では、以下のような要素が重視されます。
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使用されている技法や素材(油彩、水彩、日本画など) 
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保存状態(シミや退色、破れなどの有無) 
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キャンバスや額縁の質 
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裏書きやラベル、所有履歴の有無 
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描かれているモチーフ(風景、人物、抽象など)の市場人気 
素人目には判断が難しい部分も多く、見逃してしまう価値もあるため、専門家の目での査定が有効です。
無名絵画を売る方法と注意点
フリマアプリでの売却にはリスクも
フリマアプリやネットオークションを使って絵画を売る方もいますが、無名作品の場合には以下のようなデメリットがあります。
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相場がわからず、安く手放してしまう可能性 
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梱包・送料・トラブル対応など手間が多い 
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購入者が作品の価値を十分に理解していない 
そのため、美術品に精通した買取専門業者に相談するのが安心です。
査定時に伝えるべきポイント
スムーズな査定のために、以下の情報を伝えておくと良いでしょう。
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購入・所有の経緯(いつ、どこで手に入れたか) 
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自宅での保管状況 
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額縁や箱などの付属品の有無 
まとめ
「無名だから」「価値がなさそうだから」と捨ててしまう前に、一度、専門家の目で見てもらうことが重要です。
絵画は技法や保存状態、ジャンルによって意外な評価を受けることもあります。
当社「ゴトー・マン」では、昭和53年の創業以来、表装業務を通じて培ってきた経験を活かし、美術品や骨董品に精通したスタッフが無名の絵画にも誠実に対応し、丁寧な査定を行っています。
出張・宅配による買取も承っておりますので、「これはどうなんだろう?」という作品があれば、どうぞお気軽にご相談ください。




