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中国美術の「瘤木(こぶき)」の査定ポイントとは?

中国美術における瘤木(こぶき)は、その独特な美しさで骨董品愛好家たちの間で高く評価されています。

瘤木とは何か

瘤木とは、木の瘤を加工した木工細工のことを指します。これらの木材は、独特の縞模様や、まるで宇宙のような不思議な世界観を演出する特徴があります。中国美術においては、一枚板から加工された壺のような置物まで、様々なバリエーションが存在します。これらは机や花台などとして用いられ、その重厚感と存在感が特徴です。

瘤木の特徴

瘤木は、樹木に何らかの理由で生じた瘤の部分を加工して作られます。瘤は病気のように思われがちですが、実際には通常の木目と異なる独特の模様を生み出します。孔雀の羽のような模様や、さざ波、泡立つような外観を持ち、芸術的な美しさを持っています。特に花梨の瘤木は強度と安定性が高く、貴重品として珍重されています。

瘤木の歴史

瘤木は日本では瘤杢(こぶもく)とも呼ばれ、唐木として古い年代の木材を使用して作られた彫刻品や小物入れなどが現代でも取引されています。特に清代〜明代にかけて作られた瘤木は多く残っており、内装材としても使用されていました。

代表的な作品と作者

瘤木の代表作には、明晚期沉香木雕松竹梅図笔筒や清紫檀嵌螺鈿梅竹図笔筒(国立故博物院蔵)などがあります。

瘤木の買取査定ポイント

  • 保存状態: 保存状態が良いことが重要です。
  • 木材の価値: 花梨や黒檀など貴重な木材でできた瘤木は特に珍重されます。
  • 重さ: 重いほど価格が高くなる傾向があります。
  • 鑑定: 専門知識を持った人による鑑定が重要です。

瘤木の取引相場価格

瘤木の流通量は多くはありませんが、特に中国の国立故宮博物院に保存されているような瘤木でできた花瓶などは日本ではほとんど取引されておらず、価格も不明です。日本で取引されている瘤木の多くは一枚板などに加工されたもので、制作年代が不明なものでも、9kgで5万円程度の価格がついています。

まとめ

中国本国では伝統的な家具の材料として瘤木が一般的ですが、日本国内での流通は限られています。特徴的な木目が綺麗に出ている瘤木は評価が高く、重さによって価格が決まることが多いです。瘤木は、その独特な美しさにより、骨董品愛好家の間で高く評価される特別な存在です。

 

 

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