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エミール・ガレとともにアール・ヌーヴォーを代表する、ガラス工芸ブランドDAUM NANCY(ドーム・ナンシー)とは?

DAUM NANCYについてご紹介します。

ドーム兄弟のガラス工房

ドーム・ナンシーは古くからさまざまなガラス細工が作られていたフランスのナンシー近郊から始まった工房です。

ドーム・ナンシーは最初からドーム・ナンシーとして設立されたわけではなく、公証人ジャン・ドームが借金の一部として「サント=カトリーヌガラス工場」を引き継ぎ、ジャンの二人の息子であるオーギュストとアントナンのドーム兄弟が発展させたことでアール・ヌーヴォーの代表ブランドに成長しました。

今回は、ドーム・ナンシーについてご紹介いたします。

 

ドーム・ナンシーの歴史

ドーム・ナンシーの歴史は1873年にドーム兄弟の父、ジャンがガラス工房を引き継いだことから始まります。

当初は、時計ガラス、窓ガラス、酒屋のためのボトルやカップなどを生産していましたが、大きな成功を見ることなく、1885年にジャン・ドームが死去します。

父から工房を引き継いだオーギュストは、1887年にパリの芸術中央学校を卒業した弟アントナンを仲間に加え、それまで生産していた実用的なガラス製品から芸術性の高いテーブルウェアへと方針を切り替え、ビジネスでの成功を収めていきました。

 

「アール・ヌーヴォーの始まり」ともいわれる1889年に開催されたパリ博では、ドーム兄弟は数点のテーブルウェアを出品。この時、アール・ヌーヴォーのガラス作家として名高いエミール・ガレの作品に出会い、そのクオリティの高さ、美しさ、芸術性の高さに感銘を受け、1891年から装飾工芸ガラスを手掛けるようになります。

数多くのガラス工芸家、美術家がドーム・ナンシーに協力したことで粉末状にした色ガラスをまぶして再加熱することでガラスの肌に多くの色を発色させる「ヴィトリフィカシオン」や、鋳型に練った粉ガラスを詰めて焼成する「パート・ド・ヴェール」などの技法を使った芸術的な製品を生産。1899年にはガラス素地に絵模様を描いて、さらにガラスをかぶせる技法「アンテルカレール」の特許を取得し、1900年にパリで開かれた世界博覧会で、ドーム兄弟の作品とガレの作品がガラス製品としては最初の大賞に選ばれるなど、輝かしい功績を上げていきます。

 

1904年にエミール・ガレは死去すると、ドーム・ナンシーはアール・ヌーヴォーのリーダーとして活躍しますが、1920年代になるとアール・ヌーヴォーへの関心が薄れていったことをきっかけにアール・デコに向けて展開していくなど、時代に合わせて変化しながら現在に至ります。

 

作品の特徴

ドーム・ナンシーの作品はさまざまな職人の手によって作られているため、職人ごとにそれぞれ異なる特徴がありますが、色彩豊かに描かれた花の装飾やヴィトリフィカシオンなどの技法が生み出す繊細な奥深さが共通して見られます。

特に、エナメル彩色などで絵画的に仕上げた作品は評価が高く、現在でも多くの人を魅了しています。

 

まとめ

ドーム・ナンシーの作品はガレに比べると少ないものの、偽物が数多く出回っているため、売買の際はサインや色合いなどを見て真贋を判定する必要があります。

しかし、知識や経験がないと区別できないことが多く、偽物を本物だと感知餓死して購入してしまったり、本物を偽物だと判断されて低い価格で買い取られたりすることがあります。売買の際は、信用できる業者を選んで取引きを行いましょう。

 

 

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