要らなくなった五月兜(五月人形)も買い取ってもらえる!?高価買取対象の作品にはどんなのがある?
高価買取対象になる五月兜をご紹介します。
五月兜・五月人形は買取対象になる?
五月の節句に飾る五月兜や五月人形は、子供が大きくなって飾らなくなったなどの理由から売却を検討する人は少なくありません。
しかし、大量生産品などの五月兜や五月人形はリサイクルショップなどでも買取対象になっていないことが多く、買い取ってもらえたとしてもほとんど値がつかないのが一般的です。
ただし、五月兜や五月人形のなかには骨董品や美術品としての価値がつく品もあり、場合によっては高額買取対象となることもあります。
年代物・希少価値が高い物
男児の健康と厄除けの行事である「端午の節句」が始まったのは奈良時代ごろからで、現在のような五月兜や五月人形を飾るようになったのは、江戸時代からだといわれています。
そのため、五月兜や五月人形は古いものであれば、江戸時代の品も存在しており、年代が古いほど骨董的な価値がついて高額買取が期待できます。
また、工芸技術が発展した明治時代の品は美術的価値が高い品も多いことから、高額買取となる傾向があります。
このほか、実際に着用できる大きさの鎧兜飾りや珊瑚などの素材を使用している飾り、希少価値が高い品は比較的新しい年代の品でも高額で買取になるケースがあります。
作家もの
大木平蔵、平安一水、平安武久、加藤鞘美、粟田口清信、幸一光、原孝洲、別所実正、中村宗光、武久寛宗、辰広、早乙女幸隆、鈴木利光、上原玉鳳、壹三など、有名作家による品は高額買取が期待できます。
ただ、大木平蔵は江戸時代より京都で続いてきた「丸平(まるへい)大木人形店」当主の名前であるため、何代目の作であるかによっても価値が変わります。
有名ブランド品
リヤドロ、ノリタケなどの有名ブランドによる五月人形やご活兜も非常に人気が高く、高額買取が期待できます。
また、人形や兜ではありませんが、ウェッジウッドの飾り皿の中にも端午の節句をモチーフとしたデザインの品があります。人形などに比べると安くなりますが、ある程度の価値が期待できるでしょう。
まとめ
五月兜や五月人形のなかには高額買取が期待できる品もありますが、一般的には買取対象となっていないことが多く、価値がつかないことがほとんどです。
そのため、知識や経験がない業者や品物の新しさ・状態で価値が決まるリサイクルショップなどでは正しい価値を判断してもらえず、実際の価値よりも安く買い取られる可能性があります。
高額での売却を期待するなら、五月兜や五月人形の取り扱い実績が豊富な業者を選ぶことも重要なポイントとなります。