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掛け軸の表装にも種類がある。文人表具と大和表具の違いは?

掛け軸の表装の種類、文人表具と大和表具の違いをご紹介します。

表装は作品の「着物」

掛け軸の表装は作品を飾れる状態にしたり保存しやすくするという役割を持っています。

また、様々な色型の紙や布によって仕立てる表装のデザインや形式は、作品の内容によって選ぶことができ、表装次第で作品の見え方が大きく変化します。選び方次第で作品を引き立てる、作品の「着物」ともいうべき存在である表装にはどのような種類があるのでしょうか。

 

表装の種類

掛け軸の表装には、中国から伝来した「文人表具」と、日本で独自に発展した「大和表具」があります。

 

【文人表具】

・袋表具…本紙と中廻しだけでできたシンプルな形式

 

・丸表具…袋表装に一文字がついた形式

 

・明朝表具…丸表具の左右の端に「明朝」と呼ばれる縁をつけた形式

 

・唐表具…丸表装に筋をつけた形式

 

【大和表具】

大和表具は「真」「行」「草」という三つの形式、それをさらに「真の真」「行の真」などに分けています。「草の真」はないため、全部で8種類となりますが、それぞれの形式における真と行の違いは「中縁か一文字か」、行と草の違いは「一文字の有無」です。

 

・真…仏仕立てとも呼ばれる形式で仏画や墨蹟(ぼくせき)など、仏教関係に使われます。外廻しが中廻し全体を囲んでいるのが特徴です。

 

・行…もっとも一般的な形式で、外廻しが中廻しの天地にのみついています。一文字がついた「行の行」は「本表装」「三段表装」、一文字がついていない「行の草」は「二段表装」とも呼ばれており、大和表装というと一般的に「行の行」をさしています。

 

・草…基本的な形式は「行」と同じですが、中廻しの柱が行よりも細いのが特徴です。茶人が書いた書画に用いられることから「茶掛け」とも呼ばれます。

 

文人表具と大和表具の違い

大和表具は、本紙・中廻し・外廻しが基本の形式ですが、文人表具は中廻しと外廻しの区別がありません。また、大和表具には風帯がつきますが、文人表具には風帯がついていないのも大きな違いです。

ただし、文人表具のなかでも「見切り仕立て」と呼ばれる形式は風帯がついており、一文字の上下にだけ中廻しがついています。

 

まとめ 

掛け軸の表装は時代によって様々な形式が生まれており、伝統的な形式とは異なる近代形式の表装も存在します。表装はただの飾りではなく、作品をどのように見せたいかという意図があって選ばれていますので、掛け軸を鑑賞する際は表装にも注目してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

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